【三戸政和】サラリーマンと資本家の違いを教えよう

2019/2/28
独自の視点と卓越した才能を持ち、さまざまな分野の最前線で活躍するトップランナーたちが、時代を切り取るテーマについて見解を述べる連載「イノベーターズ・トーク」。
第179回(全3回)は、ベストセラー『サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい』の著者として知られる、日本創生投資代表の三戸政和氏が登場する。
「サラリーマンこそ会社を買って、一人の経営者になるべきだ」
こんな提言を一年前から続けているのが三戸氏だ。
日本ではこの何十年と、ベンチャー起業の必要性が語られてきたが、現実にそれは簡単なことではない。
とりわけ日本ではゼロから立ち上げる「ゼロイチ起業」の難易度は高いのではないだろうか。
そんないま、三戸氏は身につけるべきは、発想を変え、失敗のリスクを冷静に計算し、そして行動する「資本家マインドセット」だと言う。
当日は三戸氏が投資ファンドのビジネスの現場で実践しているノウハウを広く開陳し、現在日本が直面する大きな課題、中小企業100万社が廃業するといわれる「大廃業時代」への一つの解決策を提示する。
三戸政和/日本創生投資 代表取締役社長
1978年兵庫県生まれ。同志社大学卒業後、2005年ソフトバンク・インベストメント(現SBIインベストメント)入社。ベンチャーキャピタリストとして日本やシンガポール、インドのファンドを担当し、ベンチャー投資や投資先にてM&A、株式上場支援などを行う。2011年兵庫県議会議員に当選し、行政改革を推進。2014年地元の加古川市長選挙に出馬するも落選。2016年日本創生投資を投資予算30億円で創設し、中小企業に対する事業再生・事業承継に関するバイアウト投資を行なっている。また、事業再生支援を行う株式会社中小事業活性の共同代表も務め、コンサルティング業務を行なう。

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