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追記:科学技術振興機構(JST)はKyuluxに対し、シリーズA、B共に出資。またリアルテックファンドにつきましては、Kyuluxに対して、シリーズAにて出資をされました。訂正してお詫び申し上げます。
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有機ELの技術開発競争の中でも、もっともイノベーションが期待されているのが、「青の発光材料」です。発光材の中でももっとも作るのが難しいとされています。
事実、現在市場の主流は第二世代のりん光材ですが、青の第二世代材料だけは、未だ実用化にいたらず、第一世代の出光興産の発光材料が使われています。
九大から生まれたキューラックスが作っているのは、第二世代につぐ第三世代と第四世代の材料。青色発光材料も実用化はまだですが、作られています。
サムスンとLGがいち早くその将来性に気づき、共同で出資する台風の目を取材してきました。九州大学発の研究開発ベンチャー、Kyulux(キューラックス)さんの記事。噂には聞いてましたが、世界が必要とする技術が福岡で研究開発されています。
研究開発ベンチャーはWebやゲームのスタートアップと違って事業が形になるまで時間がかかりますが、その分スケールの仕方もケタ違いです。
日本の大学にある知られざる技術を事業化できるチーム、人材にももっと脚光が当たるといいなと思います。日本、ましてや地方の創生に一番寄与する仕事だとも思うからです。Kyulux!過去に下記①・②も併せてご参照いただきたい。
日本ではなく韓国が先に見出した会社。技術面で世界トップから注目される企業が日本で生まれたことは嬉しい一方で、その価値を日本では発見しきれなかったのは悩ましい。
日本電産も京セラもオムロンも、その価値を最初に見つけたのは米国だったのは、先日のNP編集部の「京都連載」でもコメントした点。そういう意味では最初に日本に限らず価値を問うことが生存戦略としても重要といえる。
①https://newspicks.com/news/2511950
②https://newspicks.com/news/3193206