アメリカでも麻疹大流行YouTubeは予防接種反対ビデオの広告収入をゼロ化へ
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ワクチン忌避は日本に限らない世界的な問題です。2019年に注目される「世界の健康に対する10の脅威」の一つとして、WHOもこの「ワクチン忌避」を挙げたほどです。
ワクチン忌避の背景として、「ワクチン忌避は有効なワクチンこそが生み出した」という事実があります。いわゆるcommunicable diseases、伝染病は過去に遡れば多くの人間の寿命を規定するものでした。死を恐れた人々が必要に迫られてワクチンを求める流れは容易に理解ができます。それがいまや多くの伝染病が根絶され、人は心臓疾患やがんで亡くなる時代になりました。
この変化を生み出したのは紛れもないワクチンです。ワクチンにより、多くの感染症が根絶し、身近なものではなくなりました。そう思うと、ワクチンの恩恵は計り知れないものがあります。しかし、根絶された後の世界を生きる現代の我々には、もはやワクチンで感染症を防ぐ意義がわかりにくい。未来への投資?どうせかからないだろう、と思う気持ちは十分理解できます。
一方で、一度世界のどこかで副作用が起こればたちまちメディア、オンラインで拡散され、あっという間にワクチンはワルモノにされます。
歴史は繰り返す、と言いますが、過去から学ばず、現在と未来だけに注視していれば、ワクチン忌避はまるで伝染病のように自然と広がり、結果として伝染病の歴史は繰り返されるでしょう。変化やバリエーションに富んだ現代においてはなおさら、過去を振り返っている暇はないというスタイルの思考になるのも自然です。
歴史を繰り返さないために。このような人間の思考は変えられるのか?人工知能の発展がそれを変えるのか?私にも答えがあるわけではありませんが、そんなことも合わせて考えていただけるとよいと思います。日本では厚労省が子宮頸癌ワクチンの反対派という現状。まぁ、推奨しないというのを反対ととれるかは何とも言えませんが、それで接種率が著明に低いという事態を引き起こしてるわけなので実質的反対かと。。。
こういった大企業のCSRは良いことと感じますね。
麻疹風疹ワクチンは2回接種しましょう。自分が感染源にならない、自分が媒介しないのなら、
ワクチン接種はご自由にと思う。
一方で、パンデミックの一翼を担う可能性があるなら、積極的にワクチン接種を推奨する。
ワクチン忌避で、他人を殺すリスクを重く受け止めるべき。
そして、そのリスクに加担しうる広告を排除することは、企業のリスクマネジメントの観点で重要と思う。