「小中学校スマホ持ち込み禁止」の見直しに覚える強い違和感
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もうすぐ中学生になる息子に、スマホを持たせるようになって2ヶ月。
はじめはゲームのしすぎや LINEのやりすぎ、動画ばっかり見て宿題しなくなるんじゃないかなどを懸念していましたが、実はそうでもなかった。
これは多分最初に、息子と「スマホ使用における契約書」を結んだからです。
契約書の内容は、
●使用は1日2時間まで(22時以降は禁止)
●アプリのDLは許可制
●定額分を超えても追加はなし
そのいずれかを破ったら、ただちにスマホを取り上げる、というもの。
まだ小学生のうちからスマホを持たせることに
迷いはもちろんありましたが、
今の子たちにとってスマホはインフラ。
スマホとかかわらない人生なんてありえないんですよね。
であれば、まだ反抗期前の、親の言うことを聞く時代から与え、
私なりのスマホ教育を施しておいたほうがいい、と思い、
この段階から解禁しました。
(反抗期にはいると、親の言うことなんか絶対きかないし)
記事の内容で言えば、
地震や災害のことを思えば、連絡の取れる手段としてスマホを
持っていくことは必要かな、と。
ただし授業中はさわれないよう、クラスに「スマホかかり」を用意して、
毎朝回収するというのはいかがでしょう。
で、下校のときにまた配る。
授業中スマホをいじった子(あるいは預けない子)がいたら、連帯責任。
子どもたちもスマホがなくなったり没収されたりすると痛手なのだから、
そこは案外自分たちでルールを作って、運営していけるのでは?と思います。スマホはもはや生活インフラなわけで、完全持ち込み禁止なんて、学校か牢獄くらいしかないという揶揄もあるくらいです。
時代の変化と向き合った上で、どう使わないかではなく、どう使うかを探る方針に行かないと、いよいよ学校は時代に置いてけぼりになるだけです。そこにもっと危機感を持った方がいいと思います。
あとは、スマホ持ち込みにするとゲームばかりやるという論もありますが、すでに持ち込みありの学校がどこも同じようにそうなってるという事実はありません。
学校ではゲームは禁止にして、逆に学習利用は大きく推奨するなど、まさにどう使うかについて教員も生徒も考えていけば良いのです。その大切な学習機会を入口の時点で断つことは、生徒と教員の学習機会を奪っているとも言えます。持ち込みルールに議論が終始するのは表面的ですね。私は少数派なんだと感じますが、私自身は子どもにスマホはまだ持たせていません。ビルゲイツ式(子どもが14歳まで持たせなかった)でどこまでできるかやってみようと思います。
スマホを否定するものではなく、AIネイティブな子育ての上では不可欠だとも思います。でも学校の授業の中で使うMacやiPad、アレクサだけで十分かなと今は感じている次第です。この記事のケースではそれも否定しているので、さすがにそれはキツイですが。
先日NYTに「Let Children Get Bored Again」(子どもたちに退屈を与えよう)という記事がありました。 https://www.nytimes.com/2019/02/02/opinion/sunday/children-bored.html
退屈な環境でこそ創造性や内から湧き出る好奇心や考える力が育まれるというものです。一理あるなと思いました。デバイスに溢れてAIでなんでもレコメンドされる時代だからこそ、退屈って実は努力して作り出さなきゃいけないものなんですね。