廃業・事業承継市場に群がるプロ「整理屋」の正体
コメント
注目のコメント
運営から又厄介なpickにコメント依頼がきたなと思ったら、なんとコメント待ちのコメントまで(笑)
私が事業再生分野を手がけていたのは10年以上前で、今と状況はかなり異なるとは思いますが、法的整理を前提としたプレパッケージ専門(元々M&A業界の人間なので)の私とは対極のコンサルとして、自主再生を前提とする債務の私的整理を手がけるコンサルタントの人は大勢いらっしゃいます。
正直経営者的には自主再生を願う人の方が圧倒的に多いのですが、こうしたコンサルタントも自らも倒産経験があったり、貸し剝がしなどを経験して、逆に金融機関から中小企業を守ろうとしてこの道に入った人が多く、人間的にも信用できる人たちが多かったように思います。
その意味で、立場の弱い債務者側に立つ専門家を、一概に否定してはならないと思います。
しかし高い志の人がいる反面、グレーな人たちが多かったのも事実で、私の頃も病院再建なのか乗っ取りなのか未だに評価の分かれる新田グループや、ベストセラーとなった『借りた金は返すな』の著者セントラル総研の八木氏など、司直の手にかかり逮捕された人も多数いました。
さて、この記事の人物は何故か鈴木亮なる仮名になっていますが、ほぼ間違いなく先日国税徴収法違反で逮捕された濱田グループの濱田伸興氏のことでしょう。
氏の功罪については詳細を知らないので断定的なコメントは避けたいと思いますが、知識がない一方メンツを気にして法的整理の決断がつかない経営者が多い中、自主再生のための安直な債務整理は、このように時には犯罪とのギリギリの境であることも知っておいた方がいいと思います。銀行サイドからの見方で書かれた記事ですね。
たしかに、この方が「経営コンサルタント」を
名乗るのはとても違和感がありますが。
しかし、専門家であることは事実ですね。
一方で、オーナー社長の自宅担保、個人保証を
強要してリスクを取らずにビジネスをしてきた
銀行のビジネスモデルが市場縮小期に崩壊し、
オーナー社長の反撃にあっているという
ことでもありますね。
どっちもどっちでしょう。う~ん、なんか金融機関サイドに寄りすぎている感のある記事ですね。
違法行為を擁護する気は更々ないですが、じゃあ金融機関に全く落ち度が無いかと言えば、そうとも限りません。
中小企業経営者が金融などに関する知識に弱いことを良いことに、金融機関が自分の都合の良いように様々な「誘導」をすることもあります。
私の場合、父親の相続の際、債務を全て母親に相続させるつもりで、そのように金融機関にも伝えていたのですが、
金融機関の言うとおりにホイホイと手続きを進めてたら、気がつけば、私は重畳的債務引受をしてしまってました。
知識の無い人間が悪いと言えばそれまでですが、金融機関の「指導」を鵜呑みにすると、
自らの財産を必要以上に取り崩す可能性だってあるわけです。
だから、金融機関に私的整理やリスケの提案をどんどんしてくれるコンサルは、経営者から見ればとてもありがたいように思います。
高い報酬を払ってもなお自己に有利になる例もあるでしょう。