[ドバイ 17日 ロイター] - ソフトバンクグループ<9984.T>は、アラブ首長国連邦(UAE)アブダビ政府系ファンド、ムバダラ・インベストメントが欧州新興企業を支援する目的で新たに立ち上げた4億ドルの投資ファンドに、全体額の半分近くを出資した。

関係筋が明らかにした。

ムバダラはソフトバンクのビジョン・ファンドの主要投資家。ムバダラの幹部は前週、傘下ムバダラ・ベンチャーズがハイテクに特化した4億ドル規模の欧州ファンドを年内に立ち上げると述べていた。

ソフトバンクはコメントの求めに応じていない。ムバダラからコメントは得られていない。

ソフトバンクの出資は、英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が最初に報じた。

FTが事情に詳しい関係者の話として報じたところによると、ムバダラは新ファンドを通じて欧州新興企業に500万─3000万ドルを投資する見通し。

FTによると、この欧州ベンチャー・ファンドは既に非公開で複数の案件に投資している。今後はロンドンの新たなオフィスで運営されることになるという。

*内容を追加しました。