ナウアート氏が米国連大使を辞退 国務省報道官
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今はどういう書類になっているか知らないのですが、アメリカの移民労働者の労働許可証は、かなり面倒な書類で、そもそも英語を話せても英語の読み書きは出来ないメキシコなどからの移民の人達は、一部悪意がなくても、このナウアート氏のベビーシッターのような悲劇が頻繁に起こるそうです。
でも、現実的にメキシコからの移民労働者がいないと社会が成立しないアメリカです。
違法移民は問題は問題ですが、メキシコとの関係悪化は、アボガドの値段が5倍くらいに跳ね上がり、メキシコ料理も食べられなくなる…とカリフォルニアの友人達のボヤきを、散々聞いて来ました。これは示唆的なニュース。
ナウアートさんが意図的に不法移民を雇ったわけではなかろう。そうじゃなく、事実として、不法移民はアメリカ社会の欠かせない一部に、すでになっている。どれほど移民排斥を叫ぶ右翼さんも、何かを買ったりサービスを受けたりすれば(特にそれが格安のものならば)、その下請けの下請けの下請けくらいで必ず不法移民の労働が入っている。それを全てチェックするなんて事実上不可能です。
これは逆に、アメリカ社会が不法移民をシステマティックに搾取していると言える。彼らは最低賃金をはるかに下回る給料で酷使されるが、声をあげることはできない。愛国心と移民排斥を叫ぶ右翼さんはきれいごとを言っているだけ。不法移民の労働が一切関与していない商品だけで生きたければ、彼らが大好きなMade in USAを全てやめて中国製品のみを使うしかないでしょう。彼らが主張するように不法移民をとっちめて全員国外退去にすれば、アメリカの労働単価は跳ね上がり、物価が上がり、アメリカ製品の国際競争力も下がります。
まずはこの不法移民のシステマティックな搾取を段階的に緩和すること。
第一に、不法移民にも人権を認め、公共サービスへのアクセスを可能にすること。例えばカリフォルニアなどいくつかの州では不法移民も運転免許を取ることが可能です。
第二に、DACAなどの制度で、不法移民も合法的な資格を取れる道を開いていくこと。
シンボリックな意味しかない壁なんかより、そういった政策の方がはるかに国として重要です。
そういえばDACAの話はどうなったんだろう。。。壁の交渉から忘れされれている感が・・・・
さて、合法的な外国人労働者や移民(たとえば在日コリアン)すら排斥を叫ぶ右翼さんがはびこる日本は、人口減を前にしていったいどうしようというのだろう・・・?