「飲む前に牛乳」「チャンポンは悪」は都市伝説か
東洋経済オンライン
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注目のコメント
記事の内容に大きな誤りがあるわけではありませんが、飲む前に牛乳を飲めば、ウコンを飲めば大丈夫、ではありませんのでご注意を。
このような都市伝説は、アルコール多飲の正当化のために用いられることが多いと思いますので、その裏づけを医師としてすることが良いのかどうかわかりません。
グラス1杯のワインまたは350ml缶のビールを「1杯」とすると、推奨できるのは男性で1日平均2-3杯まで、女性で1-2杯までです。この量は人が安全に楽しめる量として厚生労働省、他国でも推奨されている量です。
これを超えると、アルコールは依存症、肝炎や肝硬変、心臓疾患など数え切れない健康障害の原因となりえます。
一方、特に背景疾患のない方が上記の適量のアルコールを飲む習慣は、全く飲まないことと比較して、生存率や生活の質の向上と関連することも報告されます。この量を超えて飲酒する習慣とはネガティブな関連が報告されているので、私のファーストネーム、U字型の関連性があると言えます。(昨日からしつこくごめんなさい。)
アルコールは賢く上手に使えば百薬の長、度を超えれば百毒の長なのでしょう。科学的根拠が確認されるずっと前の時代から、賢い人は肌でわかっていた、と思うと感慨深いものがあります。