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株にもボラティリティーが大きいのと小さいのがあるように、

学問分野にも栄枯盛衰が激しい分野と、安定して伸びる分野があります。

前者は応用分野。航空宇宙とか、ロボットとか。

後者は基礎分野。材料工学はその筆頭。だって、未来永劫、何かモノを作るなら、絶対に材料が必要だから。

東大では学部の人気は分野の華やかさに影響される面が多く、航空宇宙やロボット(機械B)はいつも人気で、材料工学(マテ工)は落第生の溜まり場だった。でもおかしな話だよな。材料工学は過去100年くらい、コンスタントにイノベーションが起き続けている分野。今もマテ工は人気ないのかな?
脱プラスチックが叫ばれ、日本のリサイクル問題が指摘されるようになった際、ふと疑問に思って始めた取材。世界がなぜ脱プラに移行しようとし、企業は各国規制にいかなる技術でミートしていこうとしているのか。

興味は「プラスチックとはそもそも何か?」では尽きず、世にあふれる素材とその開発の最前線を追ってみたくなりました。

本日より一週間にわたり、普段あまり光が当たることのない、新素材の世界をお届けしていきたいと思います。
有り難い特集でございます。

これから物質・材料研究に取り組んでいく私にとっての「素材」は、社会との繋がりであり、目的(ニーズ)であり、研究するモチベーションです。このアツい特集や実際に素材研究・開発に携われている皆様のコメントから現状や課題を勉強できればと思っています。
新素材開発には地道な基礎研究の組み合わせが大事だと思うのですが、基礎研究に対するリスペクトがなんとなく足りてない気がしています。
また、研究者側もアピールの仕方が洗練されていないような。
同じ課題感が共有できて、判断のスピードを上げ用という機運が高まれば、日本ももっと頑張れる可能性はあると思うんですよね。
そのマインドセット醸成が一番難しいんですけれど。。。
素材,材料は日本が得意とする分野であると,よく聞きます.炭素繊維強化炭素複合材,青色LED,光触媒,カーボンナノチューブ,超伝導体,リチウムイオン電池など.日本メーカーが培ってきた職人的な勘と綿密な「すり合わせ」がその開発と合っていたのでしょう.
しかし,日本の後を追う国は日本と同じ方法で追いかけてくるわけではない.ちょうど昨日の日経新聞の科学欄にあった「マテリアルズ・インフォマティクス」である.
https://newspicks.com/news/3680757?ref=user_2112738
これが完成すれば,研究・開発の中心が大きくシフトする.
もとはといえば,アメリカが2010年代に始めた国家プロジェクト「Materials Genome Initiative」による.ゲノム計画の材料版である.中国も中国版マテリアルゲノム計画「China MGI」に取り組み始めている.すでに,電池分野(例えば,全個体電池)の研究に日本の優位性はないと見たほうが良い.日本も内閣府主導で「情報統合型物質・材料開発イニシアティブ」(NIMS)を2015年より始めたがどうか.
https://www.nims.go.jp/MII-I/

「すり合わせ」しかない時代は終わります.
ラーメンが麺,スープ,それぞれのすり合わせでお店や屋台でしか食べられなかった時代に,「即席ラーメン」が生まれたように.しかし,3分でラーメンが家で食べられるようになっても,ラーメン屋が駆逐されたわけではない.美味しいラーメン屋は生き残った.それは即席ラーメンが限られた種類しかなく,選択が限られていたから,ラーメン屋は差別化で生き残ることができた.ところが,今後,あらゆる好みのラーメンを家で食べられるイノベーションが生まれたら,どうか? AI的な解析手法と万能(かもしれない)調理器(Additive Manufacturing)はそれを可能にするかもしれない.
(朝ドラより引用)
追記すると,たぶん,それでもラーメン屋は生き残ると思う.「体験」や「物語性」を差別化して生き残るでしょう.それもVRの進歩でどうなるか分かりませんが.
素材,材料にはそれがあるかな?
触媒の関根先生特集に次ぐ、化学クラスタ歓喜の一週間になりそうですね!!
https://newspicks.com/news/2986767/body/

僕らの進化は「素材」が決める。
いいタイトルだなあ。

今週は、「マテリアル」コメントの通知をオフにしておいたほうがよさそうだ。笑
こういう切り口の特集ができるのはNPならではですね。
化学関係の話は、専門の雑誌や新聞では難しすぎ、その編のWebメディアでは中身薄すぎ、となりがちで、なかなか知ってもらうことのできない世界ですので、分かりやすい形でまとめてもらえるのはとても嬉しいです。
コメント覧も楽しみですね!
素材は製造業バリューチェーンの一番上流。そのために幅広い産業に使われ、出荷額も大きくなる。そのなかでもざっくり2種類に分けられ、大量生産されて幅広く使われるものと、少量だが高付加価値なもの。記事のハイテク素材と世界シェアの散布図に出ている素材は後者で、出荷額は小さいが付加価値率は極めて高い。
歴史を振り返ると面白く、元は大量生産できなかったものが、資源採取から精製といったプロセスが進化してきたものがほとんど。そして安価にアクセスできるようになって、一層生活に溶け込んできて、文明に寄与してきた歴史でもある。
楽しみな連載!!!
5Gと熱の関係が危うい、ということは思ってもいなかった。これに限らず、楽しみなシリーズです。
日本の強みであるモノ作りにも、世界が情報科学を武器に挑んできました。はたして日本は生き残れるのか。面白い読み物です!
この連載について
石の武器、鉄の鍬、紙や磁石などの記録媒体ーー。時代が求める優れた新素材の誕生は、文明を次のステージへ飛躍させてきた。そして今、自然界に類を見ない人工材料を開発する最先端では、いかなる新素材が生まれようとしているのか。未来を読み解くヒントとなる、新素材の世界へ誘おう。