【落合陽一×辻庸介】お金をアップデートせよ

2019/2/15
2月13日のWEEKLY OCHIAIは「お金のアップデート」。マネーフォワード代表取締役社長の辻庸介さんをゲストにお迎えし、日本人のお金観について議論しました。
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学校では教えてくれないお金の話
お金に関する悩みをテクノロジーで解決するのが創業理念、マネーフォワード代表取締役社長の辻庸介さん。
辻庸介(つじ・ようすけ)。1976年大阪府生まれ。 京都大学農学部を卒業後、ソニーに入社。2004年にマネックス証券に出向、その後転籍。2009年ペンシルバニア大学ウォートン校にMBA留学。帰国後COO補佐、マーケティング部長を経て、マネーフォワードを起業。現在CEOに就任。
現代は、間接金融から直接金融へとシフトする流れの中、次なるお金の価値観が定まっていないという辻さん。
この日の「UPDATE MEETING」は、観覧客のお金に関する悩みを切り口に、日本人のお金観について議論した。
なぜ、お金に囚われてしまうのか
──収入と幸福度は比例しないのに、意思決定でお金という評価軸を考えざるを得ない。
落合 お金に変換する必要がないときは、わざわざ変換しなくていい。本質的には、全てが物々交換で成り立てば、お金は要らないわけで。
ただ、お金に変換する事で、何かと変換できるよという事が小さい頃から分かっていれば、それはそれで良い。
そこに、使い方とかテクニックはいっぱいある。教育的には、テクニックとしてのお金は知っておいても悪くない。
落合陽一(おちあい・よういち)。1987年東京都生まれ。筑波大学准教授・学長補佐 デジタルネイチャーグループ主宰。ピクシーダストテクノロジーズ代表取締役。
 お金って交換手段じゃないですか。
普通の人は、お金という価値で換算する必要があるので、どうしてもお金に引っ張られる。
もう1点は、資本主義の理解。
僕らは資本主義のルールの中で生きている。ルールを完全に理解してプレーしないと、やっぱりこのゲームの中では勝てません。
 でも日本人ってお金が汚いと言われているので、どうも資本主義は汚いという話があって。
そこの差を埋めないと、お金の教育に繋がっていかない。社会構造の理解だと、僕は思う。
落合 社会構造の理解は、正しくそう。
何が価値とされるかが、原義的に自分の中にあって、他人もあって、そこがマッチングしているとお金が生まれる。
「お釣りがあった」という時代
──キャッシュレスはどうなっていきますか。
 キャッシュレスになるかならないかとか、現金が便利だという議論はナンセンス。
時間軸はもちろんはある。基本はデジタライゼーションの波で、馬車が車になるように、現金よりキャッシュレスが便利に決まっている。
より、QRが良いか何が良いかみたいな小さな議論はあるけど、広く遠く見たら絶対なります。
落合 物質として信用が存在している事の方がおかしい。数字って物で数えないでしょう。
今でもおはじき使ってんな、お前みたいな。3ってイメージ出来ないから、1、2、3並べてみましたって言われたら嫌じゃないですか。3は3。
それは、電子化した方が良いに決まってる。
 PayPayの小澤さんと、何年後か分からないけど「昔、お釣りってあったんだって」という時代がくるんじゃないかという話をした。
──時間の問題という事ですね。将来、財布はなくなるんですか。
落合 なくなるんじゃない。クレカ入れを持ってる事自体も不思議だもん。
だって、クレジットカードの持ってるビット数って、すごく少なくないですか。高々16 桁ぐらい。データ量としては、大した事ないよね。
消費と投資の違いの理解が大切
「この寿司は消費されたのか、俺に投資されたのかを見抜くだけの解像感。」(落合)
何に価値があるかの直感的な理解、そして消費と投資の違いの理解が大切だという落合さん。
・キャッシュレスで社会はRPG化する?
・なぜ日本人は貯金が好きで借金が嫌いか
議論の全貌をぜひ本編にてご覧ください。
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次回は「人類をアップデートせよ」
2月20日は、社会学者の宮台真司さんをゲストにお迎えします。
テーマは「人類」。
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<執筆:潘嘉敏、デザイン:片山亜弥、潘嘉敏>