大阪市水道工事、ほぼ全ての業者、全件で不正を確認
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民営化したら不正はもっと酷くなるという意見もあったが、発注に関していえば民間発注のほうが不正は起きにくい。民間発注の場合、電力でも都市ガスでも一見の業者ではなく、長期取引を前提に取引基本約定書を締結した協力会社に工事発注することになる。あらかじめ決まったいくつかの業者に見積り依頼を出し、一番安いところと値切り交渉をする。発注先が不正行為をはたらいたら、見積り依頼から外されてしまう。最悪取引停止となる。このような具合で、良くも悪くも下請けには厳しい。公共発注は地元業者に対する所得配分の意味合いもあるので排除しにくい。ドラスティックな評価をしにくい。
大阪市水道局の発注制度については内閣府から受託した民営化支援事業で細かく調べたことがある。
・大規模地方公共団体における新たな運営形態による水道運営事業に関する検討支援業務
http://www8.cao.go.jp/pfi/shien/anken_chousagaiyou/pdf/pfi_h25zenkoku06_gaiyou-1.pdf
http://www8.cao.go.jp/pfi/shien/anken_chousagaiyou/pdf/pfi_h25zenkoku06_gaiyou-2.pdfほぼ全ての業者が実施していたと言うことは
寧ろその方が標準じゃないですか。
たまたまなのか、口裏合わせがあったのか
はたまた他の理由があるのか
根本の原因を絶たないと
また繰り返されるだけ。