【MOOC】高橋祥子が説く、いま生命科学を学ぶべき理由

2019/2/11
1月31日、NewsPicksアカデミアはアプリを大型アップデートしました。新たなコンセプトは「実践者の学び場」。オンライン講義のMOOCを新設し、10講座をリリースしました。10日連続で、内容の一部を公開します。

NewsPicks MOOCは、各分野の最先端を走る“実践者”たちから、最先端かつ実践的な知識を学べるオンライン講義です。
特徴は、「3分×10本=30分」で書籍1冊分の知識が得られること。通勤時間の合間を縫って、効率的に知識をアップデートできます。
本日紹介するプロフェッサーは、個人向けの遺伝子解析事業を行うジーンクエスト代表の高橋祥子氏。生命科学の基本から応用事例までを噛み砕いて解説します。
作中「遺伝子を解析することで社会の様々な課題を解決できる」と高橋氏は語ります。では具体的にどのようにすれば、遺伝子の知見を社会に応用できるのでしょうか。
その答えは本編で。第1話は無料で公開いたします。ぜひともご覧ください。
全10話ラインナップ
Episode 1:なぜ、いま「生命科学」が必要なのか (無料公開)
2018年にはiPS細胞を用いたパーキンソン病への臨床試験が始まり、中国では「遺伝子操作ベビー」の誕生が報じられた。そんな生命科学の世界へ誘う第1話。
Episode 2:ゲノム解析 生命科学の急速な発展の要因とは
ゲノム解析の世界では、「ウーパールーパー」や「小麦」のゲノムが解析され、「再生能力の解明」や「食糧問題の解決」へと進むかもしれない。この背景にある技術的な進歩とは何か。
Episode 3:セントラルドグマ 生命の仕組みの基礎知識をおさえる
もともとお酒に弱い人でも、飲み続けているとアルコールに耐性がつく。その謎を生命科学の視点から解き明かしていく。
Episode 4:遺伝子発現 生活習慣で変わる遺伝子
遺伝子の中には、生活習慣や環境によって変化するものも存在する。それを観測することで、ある「驚くべき予測」ができると高橋氏は語る。
Episode 5:がんゲノム 個別化医療で変わる未来
遺伝子研究が進むことで、がん治療の際も、患者の遺伝子に合わせた最適な治療方法が提供されつつある。米国の動向を取り上げて日本社会の「がんゲノム」の未来を予測する。
Episode 6:エピゲノム 宇宙に行くと変わる遺伝子
「塩分を摂取しすぎて、高血圧になったマウスの子供は高血圧になりやすい」。後天的に獲得した体質や形質は子供に遺伝する。その驚くべきメカニズムを紹介する。
Episode 7:メタゲノム 腸内細菌、土壌、微生物を複雑なまま理解
メタゲノムの技術を使えば、ぶどう畑の理想的な土壌を作ったり、腸内細菌を解析して腸内状況を可視化することができる。第7話ではメタゲノムの可能性に迫る。
Episode 8:ゲノム編集1 ヒトは超人間になるのか
「デザイナーズ・ベイビー」という言葉がある。受精卵の段階で遺伝子操作を施された赤子のことだ。第8話では「ゲノム編集」と「遺伝子操作」の違いを解説し、第9話への導入とする。
Episode 9:ゲノム編集2 ビジネスと研究の現状
ゲノム編集は様々なことに応用できる。だからこそ「技術の内容を正確に理解して、どう活用していくかを考えていくべき」と高橋氏は語る。
Episode 10:生命科学の激変時代を生きる心得 
「生命科学」はいまや、個人に開かれたものになった。個人の遺伝子データを容易に得られる時代になったからこそ、考え方の転換が求められる。生命科学の知見を生かして、あなたはどんな世界を実現させたいか。
アカデミア会員の方は、アプリにて全エピソードを視聴いただけます。お申し込みは以下サイトをご覧ください。