[ブリュッセル 7日 ロイター] - 英国のメイ首相が7日、ブリュッセルで欧州連合(EU)のユンケル欧州委員長らと会談、離脱問題の打開に向け取り組むことで一致した。メイ首相に幾分期待を持たせる結果となった。

ユンケル委員長の報道官によると、委員長はメイ首相に英EU離脱協定の再交渉はしないと述べた。

報道官は記者会見で「協議は英国の秩序ある離脱に協力して取り組もうという精神をもって行われた」と説明した。

ユンケル委員長は、英国がEU規則に長年縛られる恐れのある安全策(バックストップ)がおおむね不要となるような関係強化で合意できるかを見極めるため、将来の貿易条件に関する別の政治宣言に文言を追加することを検討すると表明した。

メイ首相は英テレビ記者に「容易な道のりではないだろう」「しかし決定的に重要なのは、この問題の打開策を見出すため話し合いを始めることでユンケル委員長と一致した点だ」と述べた。

野党・労働党のコービン党首が、メイ首相にEU離脱案支持の条件を示した。英国全体を含む「恒久的かつ包括的」な関税同盟などを掲げた。[nL3N20201Q]

EU幹部らはメイ首相に、コービン党首が示した打開策を検討するよう促した。ただ、EU関係筋らによると、メイ首相は議会の支持獲得策についてほとんど手掛かりを示さず、安全策の適用限定を繰り返し要求したという。

ユンケル委員長とメイ首相は2月中に再度会談する予定。また英国のバークレイEU離脱担当相とEU側のバルニエ首席交渉官が11日に協議する予定とされる。

合意なきEU離脱を巡っては、イングランド銀行(英中央銀行)のカーニー総裁が、最も公算が大きい結果でないとしつつ、可能性は高まったとの認識を示した。

ドイツのメルケル首相は、協定案を再交渉せずに打開策は見出し得るとの考えを表明した。

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