小売業の情報革命を推し進めるトライアルのビジョンとは
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注目のコメント
最近気になっているトライアルさん!
https://newspicks.com/news/3524342/
買い物体験の楽しさ・嬉しさを中心に据えていることがわかるインタビューですね。
小売の先端事例として中国のいわゆるニューリテールを見ていて個人的に一番エッセンスだと思うのは「楽しくするためにテクノロジーを使う」という発想だということ。
↓の記事では「お買物のエンタメ化」という言葉で表現されています。
https://newspicks.com/news/3366151/
日本のテクノロジー活用と言えばどうしても人手不足などの課題解決的になる気がしていて、お国柄なのか社会の成熟度の違いなのかはわかりませんが、根本的な違いだと感じます。
そんな中、楽しさ・嬉しさの実現を目指したテクノロジー活用を試みているトライアルさんはやっぱり特徴的だと思いました。九州を起点とするトライアルが、なぜスマートストアのような先進的な取り組みができるかが理解できました。
それは記事にもある、「Fail Fast , Fail smart」のマインドでしょう。それを実現するには、IT開発の内製化が必要になってきますが、中国に現地法人をつくってまで育成に注力されているのは驚きです。
これらのマインドやIT人財育成も、創業者がエンジニアだったことが起因しているかもしれません。変化のためは新しいことにチャレンジが必要という空気感を理解し、それを実現できる経営者の存在は絶大です。
ちなみに、かつて通販を取り入れて急速的に進化したのは九州エリアでした。今、小売業で先進的な取り組みをやっているのはトライアルやサンキュードラッグ、サツドラ、コメ兵などの東京以外を拠点とする企業が多いですね。それは危機感の違いなのかもしれません。
ようやく今週末、トライアルの視察に行くことができるので楽しみにしています。アイランドシティや大野城の店舗での取り組みが注目されていますが、現場従業員の効率性を高めるデバイス開発にも取り組まれているとは。
加えて現場を経験したエンジニアがいらっしゃるのも珍しいかと。
消費者が買い物に求める意味は合理的なもの(アマゾンゴー等の利便性やクール性を重視した店舗)と非合理的なもの(ドンキホーテやカルディ、デパ地下等の分かり易くエンタメちっくな店舗)、その中間(ナイキの実店舗等)とありましょうが、トライアルが提供していく価値は合理性にあるのかと見えます。
企業メッセージとしてもAmazonのそれと類似しています。
非計画購買データ、生鮮等は自分の目で確かめたい消費者ニーズ等のアドバンテージありますが、今後はこれ等を活かしつつどの様な変化を見せていくか。
テクノロジーと人材への投資は欠かせないでしょうね。