トヨタは売上げや利益を目標としない
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これは凄い話。
日本トップクラスの売上や利益規模を誇る会社であるトヨタに、売上や利益目標が無いって、にわかには信じがたいですよね。
でも、実際問題、数値目標があるとそれを達成したら気を抜いちゃうし、あまりに現実と乖離してると諦めがちだし、で、逆にトヨタのように細かい数値目標が無い方が現場は日々改善し続けてさらに良くしようとできる、というのはトヨタが成功しているだけに納得感あります。
当然、上場企業ですし、経営者側には事業予測や目標はあるんだと思いますが、それをあまりに細かくして現場に落としても、外部要因で影響を受けることも多いし、メリットは少ないという話でしょうか。
個人的には昔、コトラー教授と議論させていただいたときに、日本企業が弱くなったのは米国型の四半期決算を導入して、経営者が短期の財務数値の達成率を意識しすぎるようになったからじゃないか、という仮説をぶつけて賛同いただいたことを思い出しました。今のトヨタは、国際外交が売上高に影響をする企業であり、自らの努力だけではいかんともしがたい要素が多々あります。
そんな中で、自分の企業さえ良ければ良いという発想が一番リスクが高いのではないでしょうか?
→トランプ大統領に聞かせてやりたい…
そうであれば、売上や利益を目標にしないことは説得力があります。
「能率向上」「原価低減」という2つのキーワードで括られる行動目標があるのみ
→これは、おそらく、自分たちの努力でなんとか出来ることを抽出するのに効果的な目標なのだと思います。