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シーメンスは、恐らく次の手を打って来ると思う。
大きなドラマがこの後展開すると思う。
「強いEU企業」よりも「EU内での競争の原理」を優先した判断。

もう分社化しちゃっているし、
EU外の企業と組むか別会社で続けるかしかないですね。
競争政策(独占禁止政策)のあり方として、域内の独占力と国際競争のバランスをどうとるか、依然未決着の論点が浮き彫りになった。
国際競争の中で、独占力を持ちつつある外国他社に対抗するためには、域内(経済圏内)である程度独占力を認めないと、太刀打ちできずかえって国際的な独占・寡占を助長する。しかし、域内で独占力を認めると、域内で独占力を行使されて域内の消費者に不利益が及ぶ。域内外の価格差別の助長する。
国際的に強い権限を持つ独占禁止当局や独禁当局の国際協調がないと、なかなか良い解が見つからない。
下記は2017年の本ディール発表時のPick。Siemens・Alstom連合の売上は約2兆円に対して、世界最大手のCRRC(中国中車)は約3.8兆円。
地域単位の独禁法の話は分かるが、一方で世界での競争という点ではマイナス。欧州で鉄道事業を頑張っている日立など競合にとってはプラスかもしれないが…
今朝報じられたところだと、フランスもドイツも今回の欧州委員会の決定には不満なようです。また、フランスのル・モンドは解説記事のヘッドラインで、「シーメンスなしでアルストムは怪物(中国中車)と戦わないといけなくなるだろう」と評しています。国際競争を考えると、この決定に納得いかないフランス政府を代弁しているようです。
https://www.lemonde.fr/economie/article/2019/02/06/sans-siemens-alstom-va-devoir-ferrailler-avec-des-mastodontes-autrement-plus-puissants_5419957_3234.html
規模トップの中国中車が欧州むけに受注を伸ばす時期が来るとすればこの統合案件は再燃しそうです。あるいは(私の勝手な想像に過ぎませんが)欧州で非欧州製の鉄道システムを大々的に許容することは考えにくい、ということがこの判断の背景にあるのかも知れませんね。
日本は川崎重工業、日立製作所、日本車輌製造、近畿車輛、総合車両製作所の5社が4社になることもない。
ドイツのシーメンスとフランスのアルストムの鉄道事業統合計画はEU競争法に違反するとのことから欧州委員会が却下したとのこと。
Siemens AG is a multi-industry company focused on the areas of automation, electrification, mobility, and healthcare.

業績

Alstom develops and markets systems, equipment, and services for the railway transport sector, including rolling stock, maintenance and modernization services, signaling, and infrastructure, which are offered separately, bundled, or as fully integrated solutions.

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