[東京 5日 ロイター] - 日産自動車<7201.T>は5日、臨時取締役会を開催し、臨時株主総会を4月8日に開催することを決議したと発表した。会社法違反(特別背任)の罪などで起訴された前会長カルロス・ゴーン被告ら取締役2人の解任と、ゴーン被告の後任として仏ルノー<RENA.PA>の新会長に就任したジャンドミニク・スナール氏を取締役に選任することが目的としている。

その他の全取締役の選任・退任などについては、日産の企業統治(ガバナンス)体制の見直しを進めている「ガバナンス改善特別委員会」での提言を踏まえ、6月開催予定の定時株主総会であらためて提案・決議される予定。

臨時取締役会の終了後、西川廣人社長兼最高経営責任者(CEO)は記者団に対し、臨時株主総会後は「次のステップをスナール氏を含めて議論できる」と述べた。

また、スナール氏が日産の取締役に就任することは「アライアンスにとって前進だ」と語った。

*内容を追加しました。

(白木真紀 編集:田巻一彦)