千葉の小4女児死亡、母も逮捕 父と共謀し傷害疑い
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捜査が進み、色々なことが次第に明らかになるにつれ、どうしようもない憤りを覚えます。
小学校4年生として考えられる最大限のSOSを周りに発していた…。
しかし、その悲痛な叫びも届きませんでした。
どうしてこうなってしまったんでしょうか。
幼い命は一生懸命生きようとしていたのに。
この事件だけに限らず、虐待や暴力の被害は後を絶ちません。
子どもは親を選ぶことができないですし、
強くあたられても、子ども自身は親に好かれたい、愛されたいと思い、どんなに辛くても全身で、ノーガードで親にぶつかっていきます。
「大ごとになってから」
「命が失われてから」
「事件として取り上げられたら」
取り返しがつかないことになるまで、対応策が少ないことを今一度考えなくてはならない、深刻な問題だと思います。この件は、教育委員会が父親にアンケートの内容を渡してしまったとか、児童相談所が対応しきれていなかったなどの問題点がありますが、いずれも付随的なものに過ぎない。
1人の子どもの命が奪われてしまった直接の原因は両親、特に父親の側にあるのですが、虐待を繰り返すことがどんな結果をもたらすのかの想像力が欠けており、今さら「取り返しのつかない事態を招いてしまった」と後悔しても遅いのであって、その点は刑事処分も含めてしっかりと社会的制裁を受けなければならないところです。
けれども子どもの命はもう戻りません。その点でわれわれ社会が最も後悔しなければならないのは、教育委員会や児童相談所の対応よりも、虐待のSOSを出している子がいたにもかかわらず、早い段階で警察が介入するところまで持っていけなかったことです。傷害などという明確な犯罪行為に対する「最後の砦」は、教育委員会でも児童相談所でもなくて警察なのですが、そこまで思いが至らなかったのは、われわれ社会も想像力が欠けていたのだと言わざるを得ません。