アパレル在庫、「改名」でヒット
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ブランドとは何かを考えさせられる事例。
ブランドを作り上げるのにコストがかかるので、値下げして販売すればそのブランドを毀損するのでやりたくない。一方で、同じモノであってもブランドを外せるのであれば販売したい。
顧客はブランドに期待・安心を求めて買う。同じモノであっても、それがあるかないかで金額が全く違う。一種の品質保証コストともいえるし、それ自体が嗜好材なところもある。
ただ、個人的にはモノ自体に適切なお金がかかっている方が好きではある…ブランドタグを切ったアイテムはネット通販には向かないと思われます(古着屋さんもノーブランドはネットでは売れないと困っているところが多いです)が、実店舗との相性は抜群に良いでしょうね。
ユニクロなどが影響していると思うのですが、消費者の目は確実に肥えてきていて、金額に惑わされずに良いものを見分けられる人が少なくありません。そういった意味で「ブランド」はその価値を相対的に弱めているようなところがあります。
裏を返すと在庫をリネームやスマセルで売るということは間接的にブランドを毀損することにもなりかねず、非常にデリケートな問題をはらみます。
サービスとしては間違いなく良いものなので、うまくバランスを取って適正なマーケットサイズの中で価値提供を続けていくことが大事かと思います。「国内で出回る衣料品(下着除く)は18年に29億点。そのうち購入されたのが13.5億点で、消化率は47%。市場に投入された衣料品の約半数が売れ残り在庫になっている。」
出回るって何?2018年のシーズン向け生産された商品点数と同義なの?前シーズン以前の在庫も含めた、店頭在庫や倉庫在庫も含まれてる?まさか「中古車含めた市場の車流通台数と年間の販売台数の比較」みたいになってないよね。
売るためには最低限在庫が必要だから、在庫回転が2回転ちょいって事なら分かるけど(それも全然良くないけど)消化率47%で約半数が売れ残りで廃棄対象みたな表現は違くないかい?
「原価を下げるための大量生産の悪循環」って、そりゃミニマムの生地ロットはあるけど、廃棄と値引損位みんな考えてるので、量頼んで原価下げようなんて20年前の量販店みたいな事やってる所、逆に少ないんじゃないの。とはいえ、今年の暖冬は効きましたが…
追記
ブランドネーム付け替えてもお客様から分からないブランドなんてブランドと言えないよ。そんな、ブランドが「ブランドの価値毀損」とか言ってると悲しくなりますよね。業界全体で襟を正して、良い商品を正しいコミュニケーションで発信して、お客様に満足して購入頂けるように頑張りましょう!