サンフランシスコ・ベイエリアが海に沈む。警鐘を鳴らす島の消失と都市の浸水被害
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非常に憂慮すべきニュースです。
気候変動の悪影響の一つとして海面上昇の恐れがありますが、近年、その度合いが一気に進んでいます。
北極海の氷が溶解している、グリーンランドの氷が溶解している、そしてパタゴニアの氷河が後退している、など、海水面上昇の要因になる現象が加速しています。
同時に、海水平均温度が上昇していることで、台風やハリケーンなどの発生頻度と強度が年々上がっており、上昇している海面に強い風が当たることで、海水を巻き上げ、それが海岸線に打ち寄せるという被害も、島々の消失に追い打ちをかけています。
その結果、南太平洋の小島嶼国は近いうちに海面下に沈み消える運命をたどります。そして早ければ10年から15年で、ロンドン、アムステルダム、バンコク、サンフランシスコ・・・・といった主要都市も浸水や水没の危機に達すると言われています。東京都の東京湾沿いの町や大阪市なども例外ではありません。
それを防ぐ方法は、即効性には欠けるものの、やはり地球温暖化・気候変動のトレンドを止めて逆回転させる取り組みを急ぎ実施する必要があります。年末にパリ協定の実施規定が合意されましたが、2020年以降、着実に世界を挙げての削減策を講じると同時に、近年起こり得る災害に備える適応策の実施も急がれます。
どこかの島が沈む
やせ細ったシロクマが先細った氷の先に立っている
そのような状況に涙できる「他人事」はもう終わろうとしています。
そう遠くないうちに、なすすべなく自然の猛威に立ちつくすしかない恐れが、世界の大都市にも迫ってきています。