ワークライフバランスが気になるのは 「自分の仕事に意味がない」と感じているから
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以前いっしょに仕事した上司は植木等のような人でした。
威圧感ゼロ、何にもやってないように見える。
部下からいじられ、飲み会で部下からイッキコールがかかるひと。
しかし何もやってないわけがなく、
年に数回、50年先の未来を見据え経営会議に個人名で付議し、
会社に大きな決断を迫るような提案をする人でした。
その提案を事前に聞かせてもらうことがとても楽しみでワクワクした。
私の仕事に対しては相談されたら答えるが、一切の指揮命令なし。あるのは飲み会のお誘いか人の紹介。
ある意味仕事は放置でしたがこの人を尊敬していました。
この人に『上司の仕事とは?』哲学を聞いたことがあります。
『部下がやろうとすることを邪魔しない』それだけでした。
それを聞いて私とこの人の間にあるのはレポートラインでなく、信頼関係だと思ったものです。
いまでも何かあるとこの方に相談、と言っても話聞いてもらうことで自分の考えをクリアーにしています。昨年をもって13年間やりがいを持って働いた日本テレビを退職し、今年からフリーの身に。
いつも自分の仕事に意味はあると信じて邁進してきて、ワークライフバランスは全く気にならない。
ただ、バランスを気にしないでワークに全身を傾けすぎて何度か倒れているので、周りの人には「もっとライフを大切に」と言われ、そういう意味では、仕事に意味があると思っていても、ライフワークバランスを気にするのは大切なんだと思う。ワークライフバランスが気になるのは 「自分の仕事に意味がない」と感じているからというのは、たしかに理由の一つとして正しいように聞こえるのですが、これだけを取り上げると(=これが最大の理由の様に表現すると)、理想と現実のギャップを意識できているのかな、と思ってしまいます。
ワークライフバランスは、人によって重要度合いが全然違うからです。独身で(もしくは専業主婦・主夫が居て)バリバリと働く環境が整っていていて、とにかくがむしゃらに働くことが期待されている人が、「たまにはゆっくり家族と外食でもしたいけどなかなか時間が無いな」「たまには平日の授業参観に参加したいけれど難しいな」と思って要求するワークライフバランスと、毎日早朝から夜中まで家事育児に振り回されながら頑張って時間を作って仕事をしている母親・父親が「一方的な特急オーダーには流石に対応できない」と思って要求するワークライフバランスは全く違います。記事で取り上げているのは、所詮は前者に通用する考え方じゃないですかね。家事も育児も仕事も頑張っている人からすると、視野が狭いと感じると思います。