[ヘルシンキ 31日 ロイター] - フィンランドの通信機器大手ノキア<NOKIA.HE>が発表した第4・四半期決算は、利益と売上高が予想を上回った。同社は2019年と2020年の業績が予想を上回ると表明。第5世代(5G)通信網への投資が加速する見通しという。

ラジーブ・スリ最高経営責任者(CEO)は「中・長期的には、投資の好循環を予想する。通信会社が様々な地域で通信網を更新する」と述べた。

第4・四半期の非IFRS(国際財務報告基準)の営業利益は前年同期比12%増の11億2000万ユーロ(12億9000万ドル)。ロイターがまとめたアナリスト予想の10億5600万ユーロを上回った。ソフトウェア事業や法人事業が好調だった。

同社は、2019年の1株利益がアナリスト予想を上回る0.25─0.29ユーロになると予想。2020年の1株利益は0.37─0.42ユーロと予想した。