デサントへのTOB、「MBO提案きっかけ」 伊藤忠専務
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注目のコメント
一般論として、MBOはファンドと経営者が金儲けしやすい取引です。
↓は以前したコメント(MBOした会社の再上場時における東証審査について)
https://newspicks.com/news/2063163/
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MBOは、MBOに参加する経営者と既存株主の間の典型的な利益相反取引です。典型的なMBOは、PEファンドが本当はファンド主導のLBOなのに大義が立ちやすいM(E)BO風に糊塗したり、大株主創業者が大政奉還を狙ったりして行う取引です。この場合、TOB/スクイズアウトにて既存株式を安く買える方が買収者にとり有利なので、特に買い取られる側である少数株主の利益がないがしろにされがちです。
日本取引所(東証)は、自分たちの庭である市場が少数株主をカモにした狩場とみなされることは許容できません。したがって、日本取引所が最大のレバレッジを持つ再上場時の上場審査において、「カモの狩場化」に一定の歯止めをかけに行くことは適切ですこのTOBを受けて、デサント株はストップ高+21.38%(TOB価格は2800円、終値2271円)。今後については全株TOBではないので、売っても2800円になる確率が100%ではないので2800円にはならないとは思うが…
にしても経営を巡る対立で、商社が敵対的TOBをするのは初めてではないだろうか?伊藤忠のプレスリリースを読みましたが、
かなり怒っている印象でした。
まぁ、感情的な確執もあるのでしょうし、
アシックスに置いて行かれてたり、
上手くスポーツブームを追いきれていない
印象を受けます。
結果として、
敵対的買収という形にはなりますが、
今までの結果責任とガバナンスを
鑑みれば、やむを得ないと思います。
週末プレスを読み込んで、
思うところあれば、
原稿書きます。
引用
デサントが経営不振に陥った1984年と1998年の2回にわたり支援したにもかかわらず、13年に石本社長が昇格する際には事前に連絡がなく、韓国事業への依存解消への問題提起にも耳を貸さない――。伊藤忠はTOB開始に関する資料で大株主としての不満を述べ立てた。