韓国サムスン電子、半導体需要鈍化で19年は減益を予想
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株価は現在-0.2%ほど。メモリ価格が下落していることは既知だし、記事にあるように既に売られ込まれていた。
実績ベースのPERで6倍ほど、PBRも1.0倍、通期ROE19%という状況。4Qは業績が落ちているとはいえ通期実績では純利益ベースで20%ほどを占め、むしろ完全なバリュートラップ状態。
半導体は4Qの連結業績で売上32%、営業利益72%を占める。営業利益率としては下落しても41%。そういう意味では価格下落が起こってもまだまだSamsungは耐えられる状況だし、だからこそシリコンサイクルをいくつも経てどんどん強くなっている(儲かっているから他社が投資できなくてもSamsungは投資できて、突き放せる)。
説明資料:http://bit.ly/2CRVaONガイダンスが出ていたのでサプライズはないと思いますが、改めて半導体メモリの(価格面での)バブル状況が激変したことを感じさせます。
Q4の半導体の営業利益は77.7億ウォンでQ3比で▲58.8億ウォンの減益となりましたが、価格下落と数量の伸び悩みが大きく効いたように推察されます。Q1の見通しは顧客の在庫調整の継続の影響を受けそうですが、メモリの収益水準は落ち着くところに落ち着いたように思われるます。
むしろ、金額的にはさほど大きくないものの、四半期ごとにモバイルの採算性が切り下がる状況に対して従来以上に目配りしておく必要を感じます。