『買うだけならネットでできる』オイシックス・ラ・大地 奥谷氏に聞く、今「リアル店舗」に求められる役割
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注目のコメント
下記がおさえておきたいポイントだと感じました。
■リアル店舗とは、地理条件や入居している施設の制約を受けるなど、効率が悪いビジネスモデル
■オイシックスにおけるオフライン(リアル店舗)の役割の一つは、オンライン(EC)へつなげる窓口
■リアル店舗の制約を前提として、店舗はコンパクトにして強いプロダクトだけを並べている
→リアル店舗における“品揃え”はECに勝てない
■「新しい体験」の提供を目指し、企業同士がつながる「こと連携」、すなわちアライアンスマーケティングが必要
■「O to O to O(オンライン to オフライン to オンライン)」の流れが生まれるというのは、それだけ「お客様の心を動かせた」ということ
→これまで「オフライン→オンライン(自社EC)」まで行くことができればよいと私は思っていましたが、これからはO to O to Oが一つの証明になると認識します記事にある「O2O2O(オンライン to オフライン to オンライン)」の考えは非常に面白いと感じました。
リアル店舗も情報システムがインフラとして進んでいるので、ECとの違いとしては「その場ですぐに商品を受け取れる」という以外に便益がないわけです。これからの運営に必要なのは「だれかにシェアしたくなる体験」なのでしょう。
リアル店舗がいよいよ「展示場」として機能し始めたときに「KPI」をどうするか。これをじっくり考えておいたほうが良いでしょうね。「オフラインだけの新しい体験」といのは大切なんだけど、それだけだと現場のスタッフは「えっ?何したら良いの?」と混乱されるし、実際にアクションをおこしてくれるスタッフもすぐには現れないんですよね。
なので、私が率先して「つなぐ貸本」という新刊書店で貸本サービスをするという企画を個人プロジェクトとして動かし始めたんだけど、
「新しい体験」というのは、そんな大掛かりなものでもなくてよくて、例えばお客様から問い合わせを受けた際に、何てことない日常会話を挟んでみたりといったレベルのものでも人によっては充分「新しい体験」になりうるとも思うし、スタッフの負担も少ないので、そんな所からでも良いんだよという事を、私の企画をそばで見ながらスタッフには気が付いて欲しい。