初の『春の10連休』、金融機関と市場関係者が身構えるワケ
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注目のコメント
決済面の話は各社いろいろあるにせよ、やはり10営業日分の処理をどうするのかというの論点は随所で耳にします。一方、金融市場においては通常のGWであっても「荒れる」ということで知られています。とりわけクローズのない為替市場においては証拠金取引のポジションが再び(年末年始に見たように)狙われるリスクはあります。そうであれば閉じておけ・・・という話になるでしょうが、そのあたりは投資家のリスク許容度次第であり、「連休があるから取引は止めろ」というのもおおっぴらには難しい話です。
いずれにせよ、何度かコメントはさせて頂いておりますが、今回に限らず金融市場の開閉だけはグローバルに合わせるようにしないといつまで経っても同じことが繰り返されるように思います。この点、「海外だって連休があるではないか」という声もありますが、ロンドンやNYに比べて東京は海外経済動向に依存し易い未熟なマーケットという側面もあるので、恣意的な仕掛けに脆弱という指摘が常にあります。そこに文句を言っても詮無きことでしょう。脆弱なりに対応を考えることが大切に思います。「金融財政事情」(2019年1月28日号)の「新聞の盲点」によると、記事内で触れられている顧客利便性への影響に加え、連休前後に集中するデータ処理への対応やシステム更改スケジュールの延期、融資返済日の後ろずれによる利息計算処理の調整、夜間金庫・ATMへの対応など、未体験の長期連休に備えた要対応項目がかなりある模様。
今まで経験のない10連休ですが、公認会計士だからと言われそうですが、やはり決算手続きが一番気になります。
特に、数は少ないですが、4月決算の会社です。
もちろん、圧倒的に多い3月決算会社の決算発表は、株式市場を連休明けに多少混乱に巻き込む可能性はありますが、実務的には4月決算会社の決算手続きが大変です。決算日から10日近い連休は、経理担当者を泣かせるはずです。
あと、まだまだキャッシュレスが進んでいない日本は、お釣りの確保は大変そうです。
私は、極力カード決済にします。