来店客は10年で4割減、デジタル技術は銀行の苦境を救うか
コメント
注目のコメント
邦銀のテクノロジーの活用は、金融グローバル競争においては遅きに失した感あります。
アメリカのchaseとかではもはや店舗という概念は無いです。預金者にとってはスマホバンキングが基本。運営会社である銀行の組織にもテクノロジーリタラシーの高い人材が多いです。高度技術者やデータサイエンティストの就職先としても人気が高い。
日本の金融機関も早くそういう位置付けになって欲しいです。銀行出身だが、シンクタンクに転籍以来10年余、銀行の店舗を訪れたのは3回しかない。新規申し込みで1回、アンケート回答特典のアイス引き換え券を貰いに1回、大口振込に1回だ。銀行サービス自体はヘビーユーザーだが、極力引き出ししないようにしている現金は駅のATM。振込はすべてネット。住宅ローンもネットのやりとりで完結した。よほどの用事でないと銀行の店舗に行く必要がない。電気、ガス、水道から電話まで、窓口を訪れたことはついぞないが、銀行も同じようになるだろう。私より下の年代は銀行に行かないのではないか。
だいたい9時から午後3時まで銀行に行ける個人は限られている。原則日中家に居る人だ。専業主婦も減り、年金世代がネットを使える世代に置き換わるにつれ、ますます銀行窓口に行く人は減るだろう。デジタル化へのトランスフォーメーションは「来店者数が10年で4割減少する一方、ネットバンキングの利用者が5年で4割増えたことが背景にある」そうです。
コスト削減が先行している感が強いですが、顧客視点でのデジタルトランスフォーメーションを進めてほしいと思います。
マス層はセルフサービス、富裕層は有人対応という型にはめてしまうとうまくいかないでしょう。