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三木さんの「孫正義直伝、10倍速の仕事術」2回目は、孫社長の経営論についてです。ソフトバンクはまだ通信キャリアではなかった時代から、一貫して今も「群戦略」を実践しているそうです。本業を一本に絞るのではなく、インターネットのように分散して「全てに賭ける」という戦略です。

それが300年も続く企業の法則ということです。ソフトバンク・ビジョン・ファンドもこの法則にのっとっているとのことですが、ではどのように、この先成長する分野や企業を広い分野から発見して行くのか。とても納得のいくお話となっています。
孫社長は毎年何%ずつ成長すれば、いつ時価総額世界一になれるのかと緻密に計算しています。
それで毎年何%成長するという目標ができて、これをもとに1年単位の計画を立てます。そして、毎年1月3日に幹部を自宅に呼び、「今年はこんなことをやるぞ!」と宣言します。
この計画に基づいて、何月に何々を立ち上げるという課題(イシューリスト)を作ります。孫社長はこのイシューリストを車の中でも常に見ながら日々のスケジュール、つまり誰といつ会うかを決めていくわけです。
孫正義さんが1998年から経営の柱にしている理念が「郡戦略」。
「群戦略」
今、一番グッとくる言葉!

──群戦略とは?
アップルやマイクロソフトの場合、iPhoneやWindowsという核になるプロダクトがあります。そうではなく、複数の会社(プロダクト)がシナジーを出しながら全体として成長させていく。だから、群なのです。
ビジョンファンドの在り方が正しいか否かについては賛否分かれるところだと思います。以前、WiLの伊佐山さんが『【最新講座】シリコンバレーで生まれる、ビジネスの「原石」を学ぶ(https://newspicks.com/news/3486154)』にて、VCがビジョンファンドをどう見ているかを解説してくれているので、見ていない方はこの機会に見られたほうが良いと思います。

孫さんの凄いところは、マネージャーではなくて、徹底的にリーダーなんですね。ソフトバンクのビジネス自体を孫さんがリードして、実担当者レベルで注力する。よくある大企業は担当者レベルのアイディアがボトムアップで上にあがり、上がる過程で尾ひれ背びれが付き、いつのまにか会社の重要戦略になって、それを社長が決裁する。この違いは大きいです。ただ、やはり、孫さんが退いた後はどうなるのだろうと思ってしまう。
ビジョンファンドの「ビジョン」を一言で言えば、

 『進化するデジタル基盤に展開されるリアルサービスに
  よって社会・産業の大変革をもたらす』

なのだろうと思います。

デジタル基盤の中核は、半導体を含むAI・IoT・5Gと、決済等のFintechです。

リアルサービスの中核は、モビリティとヘルスケアです。加えて、WeWorkやSlackなどコミュニケーションや、旅行、EC、不動産、建設、農業など多様な業界でデジタル変革の有力企業に投資しています。

リアルサービスのデジタル化ではAmazonが一歩リードしていますが、ビジョンファンドを企業群として見れば、その多様性でひけを取らないように見えます。
「世の中から、ヒト、モノ、カネ、情報という資源を広く集め、どんどん成長し続ける仕組みづくり」
この考え方は我々の会社の成長過程において大変参考にさせてもらっています。
群戦略。改めて聞くと、なんだか総合商社のようですね。日本独特の業種、業態という意味でも共通点があるように感じました。
ソフトバンクアカデミアで聞いたこと、経験したことが沢山書いてあって懐かしい。これ読んでるより相当すごいことなんですよ。
この連載について
独自の視点と卓越した才能を持ち、さまざまな分野の最前線で活躍するトップランナーたち。これらのイノベーターたちは今、何に注目し、何に挑んでいるのか。毎週2人のイノベーターたちに、さまざまなテーマで大いに語ってもらう対談企画。
ソフトバンクグループ株式会社(英文社名: SoftBank Group Corp.)は、日本の携帯電話等の電気通信事業者やインターネット関連企業等を傘下に置く持株会社。日経平均株価及びTOPIX Core30の構成銘柄の一つ。 ウィキペディア
時価総額
10.6 兆円

業績