Facebook、請願機能を米国で展開へ
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「Facebookは今度は、政治的な要求ができる機能を展開する。ニュースフィード上で請願が行えるコミュニティ・アクションと呼ばれる機能を明日開始する」
記事自体は、このトライのポジティブな面にもネガティブな面にも触れています。
現代アメリカは、好んで自らを社会実験場のようにするところが以前からありました。
建国の歴史自体が多分に実験的ですし、社会実験を描く、多くの傑作SFを生み出してきた国でもあります。
それがアメリカの強さの源でもあり、不安定さの原因でもあると思います。
明日から「新たな社会実験」が始まるということで、目が離せません。フェイスブックはどんどんコミュニティー志向を強めてきますね。他に多くの請願サイトが林立している中でFB自身が請願機能を持つメリットとして、記事中にもある通りサインアップの壁が劇的に下がる点は大きいと思います。
ただ当然、悪意をもった利用者は出てくるでしょう。なりすましにどう対処するのか。新たなヘイトキャンペーンの場になってしまわないか。こうした懸念にフェイスブックはきちんとこたえられるのか、一抹の不安は残ります。Facebook のこの請願機能の利用法は、すぐにいくらでも考えつく。NYのコミュニティは、Facebook にページを持っている。「児童公園に近いどこそこの交差点に信号がないのはおかしい」「工事現場に隣接する歩道が閉鎖されて長く経つのに、工事はストップ。なぜ歩道をオープンにしないのか」「(100年築の)3階建アパートを4階にする申請が出ている。阻止しよう」といった書き込みがあって、人々の賛同を得ようとしている。
こういった問題の請願に使えるだろう。
一方で、コミュニティに絞ると、近所の人の個人攻撃にも使えるのは、容易に想像できる。
政治的な主張に使われるのが危惧されるのは、もちろんだ。