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しかし素晴らしいですね、こうしたことをオープンにやる行動、本気度を感じます。組織の性格や行動メカニズムは自然人の意思の積み上げてはないので、トップという自然人が変わっても会社という法人は変わりません。こうした露出は想いのある広報や経営企画部門の個人が「今の社長なら大丈夫だ、むしろ喜んでくれるはずだ」と信念を持って上げれば通ります。「事前に」反対するおじさんは山ほどいると思いますが「イケる」と本人たちは確信していたでしょう。それを実現させたNewsPicks含めた皆さんは本当に素晴らしいと思います。
しかしそのくらいのこと(それでも偉大)は何人かの個人が頑張れば実現しますが、本質的に法人という巨大な生き物が変わるのは、豊田章男社長がここで言われているような「報告や決裁」、「原価低減」、「技術と顧客」の考え方、捉え方の補整が肝となります。
法人という生き物は人間以上にルールに従って動きます。国家のようなもう一つのルールが形成され、人間はそれに従って人間の利によって行動します。ルールが生まれた当時の背景や理念を現代風に解釈してメンテナンスしないとおかしな社長報告、決裁、原価低減、技術、品質が原型をとどめず繁殖します。人間は自然に適応して自分のルールを自ら書き換えますが、法人は人間がプログラムを書き換えてあげないと変わりません。時に自然界の原理原則に反して変わらない法人のプログラムに合わせて人間が行動するので、その国家の人間は自然界との間に大きなギャップが生まれます。
そういう意味で自然界とのギャップを公開することは、双方にとって意味があると思います。自然界とは異なる独自のルールを確立、運営してきたことによって強くなったのがトヨタなどの大企業ということでもあり、内外ともに学ぶところがあるでしょう。
数人ベンチャーの役員から数万人大企業の子会社役員まで経験しましたが、やはり大企業の方がスペック高い人材が面接来ます。
でも(相手が口に出すかは別として)一様に「安定してるから、大企業で安心したいから」なんですよね。(本音の聞き方はまたどこかで)
「私がこの会社に入ってもっと大きくしてやる」とか「曲がった組織(や社会)を真っ直ぐに」とかは思う人ほとんど現れないんですよね。そういう人はベンチャーという選択肢が今はあるので。
一方で企業側も上層部で決めた決定事項を末端までという発想は無いというと嘘になります。
なのでなかなか難しいわけです。
ちなみに動画はやはり「百聞は一見にしかず」ですね。
トヨタが本当に変わりたいならばこの会議というかラジオ番組みたいな構成で毎月やるとかいいんじゃないかな〜
グーグルもしばらくやってましたよね。本社で。
豊田社長以下、5人の副社長、そして以前、NewsPicksでも直撃インタビューをさせていただいた元経産事務次官の菅原社外取締役を含めた7人の首脳陣が、社員1500人の前で率直な質問に答えるという社内会議です。
外部メディアとしてNewsPicksだけが独占潜入に成功しました。その様子を本日より2回にわたってお届けします。なお、本日の第一回は、トヨタの新しいオウンドメディア「トヨタイムズ」もNewsPicksがハックし、特別に同じ内容で寄稿しました。明日の第二回はNewsPicksだけでお届けします。
https://newspicks.com/news/3099995
結局中の人の意識と行動を変えるのがゴールなので手を緩めず揺さぶりをかけにいっていますね。イベントでの社長自らの突っ込みかたも予定調和でない感じで良いですし、掲載される「トヨタイムズ」というメディアについて香川照之を使って相当額のCMを実施している、というのもオウンドメディアとしては極めて異例。外にもオープンにしながら、社員向けのメッセージを発し続ける。頑張ってほしいですね
ビジネスマンの皆さん、皆さんの年頭社長挨拶はどんな感じでしたか?
震えるほど面白い!!リアルはやっぱりドラマを超えていきますね。
豊田社長の
「寺師(副社長は)、心の底では、私のことをバカにしてるでしょ?」
というコメントがリアル過ぎてヒリヒリします。
でも、これを言い合える、言う「場」を作ったことが凄い!
例えば、テレビ局という組織の中での「制作部門」に関しても、社内の違う部署や、違う会社・部長から来た人に同じように思わせていることがあるのでは?と思う事も。突っ走る部分と、コミュニケートする部分、両方が言語の違う同組織の人とだけではなく、それを届ける「お客様」にも必要。他社(トヨタ)だから、客観的に感じとれる必見要素が沢山。
動画を見てのトーンを頭に一度入れてから、文字をぜひ!
ただ!壇上にいるのが全部男性。社外取締役に女性もいるのに、元官僚の人。集まった人たちも、映像で見る限り、ほとんど男性というのは、さすがに違和感、です。