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NewsPicks編集部のオリジナルニュース連載。いま知りたい注目ニュースを、わかりやすい解説や当事者インタビューなどでお届けする。
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ZホールディングスとLINEの経営統合に伴い、2021年にLINEから商号変更。ソフトバンクとNAVERが株式を50%ずつ保有する中間持株会社。
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医療従事者向け「m3.com」、MR向け「MR君ファミリー」情報プラットフォームを運営。医療従事者向けでは独占的地位を築く。CRO、SMOなど臨床研究・治験支援も手掛ける。北米、欧州にも展開。筆頭株主はソニー。今後はMR君ファミリーに注力。メディア力を活かしキャリア、リサーチなどの派生事業にも取り組む。
時価総額
1.47 兆円
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医療のオンライン化には、便利でアクセスの良いケアを届けられるという大きなポテンシャルがあります。一方で、医療相談に制限される現時点でも、医療相談と診断が混同され、医療機関への受診を軽視されてしまったり、「不便な」対面診察の意義を低く見積もられてしまう恐れもあります。誤用に繋がらぬよう、それを用いる上では、医師にも患者にもより高いヘルスリテラシーが求められると言えます。
病気の診断に関しては、高度な検査機器が発達した今もなお、問診と診察の寄与する割合が7-8割と非常に高いです。遺伝子診断が最近よく話題になりますが、診断のつかない患者を専門に扱う米国の医療機関で、この遺伝子検査が診断に寄与した患者は全体の10%にも満たなかったと報告しており、逆に過半数の患者で重要だったのは丁寧な問診と診察だった、と述べられています。
基本的なことにも思える問診と診察ですが、LINE botしかり、メッセージしかり、現在想定されるオンライン医療ではそれを正確に行うのに、限界があります。画面を通して丁寧に問診をできたとしても、我々にはまだ肺や心臓の音を聞く術がありません。技術を過信せず、その限界、不完全さを理解した上で、提供する側も、提供される側も正しく賢く利用し、皆でこれから育てていく姿勢が大切なのではないかと考えます。
電話で相談にのってくれる窓口もあるのですが、電話ではわからないから、タクシーで救急病院へ向かう。
でも、小児科医が当直しているところは少なくて、専門医に診てもらうことはできない。
郊外の場合は、そもそも診てくれる医師を探すのもたいへんです。
いまの状況を簡単に解決できるとは思いませんが、よい方向に向かってほしいとは思います。
発表文によれば、「病院での待ち時間の解消」から、「患者の日常生活における実態を把握した上での最適な医療の実現」まで、レイヤーの異なる内容がズラリ。
果たしてどういう潜在市場を描き、いかなるステップで実現していこうとしているのか。岡記者が直撃しました。LINE側、エムスリー側、双方のお話を前編・後編に分けてお届けします。
すでにM3の持っている医師のネットワークと、一般向けのAsk DoctorをLINE風にどう味付けするかでしょうが、それは明日のインタビューに期待です。
いずれ、LINEは家族間のチャットで「子供に熱が出た」という書き込みを見つけると、このサービスに誘導する、というような展開になるのだと思います。アップルなら、端末で健康状態を個人個人がモニターし、異常を発見するという発想ですが、チャットから異変を見つけるというのはアジア的でユニークだと思います。
(ただ、本格的なマネタイズは時間がかかりそうですねえ)
日本では、病院経営できるのは医師に限られており、医療をビジネスからは切り離して構築してきた背景があります。また、国民皆保険で個人の払う医療費がとても安く抑えられています。
このサービスが始まる事によって社会にどのような影響が起こるのか知りたいです。
ポイントは
① 医療費の削減につながるのか
② ワクチン接種率が上がるか
③ ヘルスリテラシーの向上につながるのか
④ 医療トラブルが増えないか
安全面の考慮が最も重要ですが、利便性の向上は世の中に求められており、これからが楽しみです!
彼らはどれくらいの市場を見込み、どんなビジネスモデルで、どのような課題を解決しようとしているのか。LINE・エムスリー双方の代表者にお話を伺ってきました。本日は前編をお届けします。
中国だとこの領域はインターネットプラスという規制緩和政策の一部に組み込まれ自由度が上がっていたので、日本でもそういう後方支援があるといいのでしょうが、言うは易しですね。
グッドドクターアプリは無料問診、医薬品宅配、病院予約まで既に実現し、grabとジョイントベンチャーを作って東南アジアまで拡大しているので、事例として非常に有益ですが、
一方これは平安保険経済圏へのロイヤルティ、接点確保から、保険や金融商品販売に直接繋げることが出来ているので、LINEとは異なるモデル。新しいサービスにユーザはなかなか課金しないので、どこでモデルを成立させるか悩ましいところですね。
この事業提携は相性が良いかと。オンラインを有効活用できるポイントは多くあるよね、例えば、病院に行こうか迷ってる症状の人たちへのソリューションもそうだし、ただし段階的に進める必要はあるし、超えなきゃいけない障壁はあるけれど是非上手くいってほしい。
アジアでもこの領域はビッグプレイヤーが進出しており、どのプレイヤーがどういった戦略で拡大していくか注目です。
▼【考察】LINEヘルスケア誕生!LINEとエムスリーが描く新しい医療の形とは?
http://healthcareit.jp/?p=2355