【落合陽一】今のNewsPicksに欠けているもの

2019/1/23
1月24日(木)から展覧会「質量への憧憬」(主催:株式会社アマナ・落合陽一)を開催するメディアアーティスト落合陽一。21日から展覧会初日までの4日間に渡って、落合陽一が写真を通して向き合い続けてきた「見る力」に迫る。

言葉に頼らず、ビジュアルで思考する

──「見る力」を養うと、今までとは違う世界が見えてくることが、落合さんとの話でわかってきました。とくにビジネスの文脈では、言語や数字に頼ることが多いですが、そこに「見る」「ビジュアル」が加わると、より柔らかく世界を知ることができそうですね。
そう。両方やっていると、めちゃくちゃいい。
言葉にしてしまうと、どうしても切り取れない世界があるというか。本当は世界はもっと穏やかで、滑らかで、美しいのに、言語にすると急に冷めてしまうところがある。それを、どうやって冷めないようにするか。
──NewsPicksのコメント欄も、言語に頼り過ぎているところはありますね。ちょっと味気なさというか、表現しづらさを感じるときがあります。
その感じはすごくある。だからこそ、「見る力」の話をNewsPicksでしたいと思ったんですよ。