【連載】ヴィーガン投資のジレンマ:食システムの破壊者か創造主か #1
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最近、イスラム教徒向けのハラール食が話題になることが多くなりましたが、一方で、例えば東京は世界に冠たる国際都市の割にはベジタリアンメニューやベジタリアンレストランが非常に少ないと感じています。
2年前に105歳で亡くなられた日野原重明さんを例に出すまでもなく、健康・長寿には動物性たんぱく質の摂取が有効だと言われています。でも、宗教や個人的な信条などを理由に肉を食べない、食べられない人もいるわけで、そうしたニーズに応えるビジネスがもっとあってもいい。つまり食の多様化の一環でもあるわけです(別の方向性として昆虫食を勧める人たちもいますよね)。
自らをかえりみれば完全菜食のビーガンではないですし、そうなろうとは思いませんが、美味しい野菜やベジタリアンメニューを出してくれるレストランが近くにあれば、どんどん行ってみたいと思っています。ヴィーガンは確実に東京でも一定の地位を持ち始めている。現に表参道・原宿・渋谷・新宿・東京にはおしゃれで雰囲気のある、少々高級なヴィーガンレストランが増えてきている。これは日常的にヴィーガン食生活を実践している私としては非常にありがたい事象である。
しかしこれが、かつて一斉を風靡した(と私は感じている)マクロビオティックのように、流行りの一片にならぬだろうかと私は危惧している。
せっかく増えたのに、縮小されないように、ヴィーガン当人は何をすればよいのか。
この特集で学んでいきたいと思います。
ps
私はただファッションだとかもの好きとかでVegan食を求めたのではなく、自分は肉アレルギーであることがわかったから食べるようになったのです。世の中には肉が体質的に食べられない人間がいる、だから健康で美味しい料理に溢れる日本でも、菜食は生きるために求められる分野であることを少しでも知っていただけたらと願います。