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インターネット時代に加速する「ナチス略奪本」の追跡

NewsPicks編集部
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    静岡県立大学国際関係学部 准教授

    相手の知識を支配することは、相手を支配するうえで非常に有効です。大英博物館は、アジア、アフリカの神殿や寺院、墓地、遺跡から略奪してきた遺物でぎっしりです。ルーブル美術館の展示品の多くは、ナポレオン時代にヨーロッパ各地を占領した際に奪取してきたものです。各地の遺物を差し押さえることで、相手の歴史をつくり上げることができます。おまえたちはこういう歴史をもつ、こういう人間なのだ、だからおまえたちはこういう社会でこういう生き方をするべきだ、と「証拠」を示しながら教え込むことは、軍隊で抑え込むことなどよりはるかに効率的で有効です。中国やロシアもやってきたことですが、覇権を確立しようとするほどの国は、こういうことができます。本や遺物は非常に重要な戦略資源です。
     ナチスの新聞部長であったローゼンベルクは著書『近代の神話』に見られるトンデモない学説によって占領統治を正当化する役割があり、そのために図書館や博物館からの略奪に熱心でした。また、実際の占領統治に最も権限のあった親衛隊、特にその長であるヒムラーもまたオカルト的な歴史改変によるプロパガンダで占領を正当化し、より大規模に各地の図書館から略奪しました。
     私の専門にかかわることですが、第二次世界大戦中、日本軍も東南アジア各地の図書館や王宮などからずいぶん本を奪っています。しかも、ごく短期しか占領しておらずロジスティクスも乏しかったため、どこに運んだかわからず、行方不明になったものがずいぶんあります。国会図書館まで届いたのがわかっているのはまだいいのですが、輸送の記録からして残されていない場合が多いです。


  • NewsPicks 副編集長

    ドイツ各地の図書館には、ナチスが没収した「禁書」が今も大量に保管されているといいます。それらを元の持ち主に返還する、気の遠くなるような作業を追った記事。

    ホロコーストについてずっと口を閉ざしていた生還者のひとりは、かつて自分が失った本を取り戻したことによって、過去と向き合い、語り部になる決意をしたといいます。存命のホロコースト生還者が少なくなっていくなか、返還を急ぐ気運が高まっています。


  • ピンキー 新規事業の何でも屋

    戦争の影響が「書籍」にまで及ぶとは。いい気づきを与えてくれる良記事。

    戦争の遺恨は様々な形で後世に悪影響を残してしまう。戦後74年も経つのに、まだまだその遺恨はなくなりそうもない。

    戦争をなくし、世界平和を実現するために、一人ひとりが何ができるか、何をすべきかは真剣に考えていかないといけない。

    ボクは、愛とビジネスで世界を平和にしたい。


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