財政再建の本丸「医療費削減」は可能か -後期高齢者「窓口負担3割」引き上げ実現に向けて- - おときた駿(東京都議会議員/北区選出)
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注目のコメント
後期高齢者の負担増が医療費削減(正確には医療費の国庫負担減)につながる、ということにどれだけ説得力があるかということが重要ですよね。
記事の中の表は情報量が多すぎて少し読み取りにくいです。
下記の図の方がピンと来るかもしれません。
https://www.mhlw.go.jp/content/doukou_h28.pdf
2017年の後期高齢者の自己負担割合を3割に仮定すると、約3.2兆円の歳入増です。
(実際は高額医療費などの問題もあってそこまでは増えませんが)
正確に計算するのは意外と困難ですが、医療費の国庫負担はだいたい2013年時点程度にまで戻ると考えられます。
これだけでも効果は高いと言えそうですが、年々増加する医療費自体の削減につながるわけではなく、抜本的な解決になるとまでは言えないかもしれません。
あとは副次的な効果、つまり自己負担増による無駄な医療機関の受診減がどの程度医療費削減に効果を及ぼすのか、やってみないとわからないというのが本当のところだと思います。地方議員さんには、こうした課題に対して、積極的に働きかけを行える場が少ないのですね…
個人的には後期高齢者の窓口負担を上げても、新たな治療法や治療薬の導入によって、その値上げ分が相殺されてしまう…。つまりイタチごっことなるように感じています
人生100年時代で75歳で難病にかかる。でもある最新の何千万円もかかる治療法が保険適用で受けられ。かつそれで10年、20年長生きできると分かったら、誰だってその治療を望むハズです
高齢者医療費は目立つ分、標的にされやすく。誰もがそうし易いのでしょうが、それでは永遠の悪者探しになってしまいます
予防医療の研究を進め、臨床や生活に応用する。健康寿命を延ばすための工夫を進めていく。そういう方向性との組み合わせがもっと意識されて欲しいです。。