交流を活かす直流の物語。「ACアダプタ」が必要なのはなぜ?
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電圧を簡単に変換できるのはACだけ。DCを電圧変換するときには一度AC化してから再度DC化。そのとき、インバータ回路を使って高周波スイッチングすると実は変換効率がよいです。一昔まえ、「取り替えるならインバータ♪」と謳っていた、あれです(歳がバレる)。
「EV(Electric Vehicle、電気自動車)や蓄電池にエネルギーを蓄えることができる(交流はためられない)。」とありますが、DCにしても貯められる電気なんてたかが知れています。エネルギーをどう貯蔵するかが鍵で、例えば太陽光で発電した電力をつかって水素を生成することでエネルギー貯蔵なんてことも試みられています。
太陽光による水素製造、宮崎で世界最高効率24.4%を達成
http://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1509/24/news065.html要りますねぇ、三角関数 まあ、交流は全員知らなくてもいいかも(電気工学偏見かな)?
https://newspicks.com/news/3581056ACとDCの良し悪しは、電車の例が分かり易い。
電車は(ざっくり言うと)DCでモーターを回転させて走行するが、電気架線や変電所などの地上設備のコストと車両のコストのバランスを考えてみると。
都会の電車は、距離当たりの車両数が多く、車両1台1台にACアダプタを付けるとコストが大きくなるので、架線にDC配電を採用してACアダプタ無しの安価な車両を大量運用。
(DC配電は、近距離、あるいはエリアあたりの負荷が密集している場合に適当)
田舎の電車は、距離当たりの車両数が少なく、架線にDC配電を採用すると地上設備を密に配置する必要がでてきて地上設備のコストが大きくなるので、AC配電を採用してACアダプタ有りの高価な車両を少数運用。
(AC配電は、長距離、あるいはエリアあたりの負荷が過疎状態の場合に適当)
スマートグリッド時代の配電系も電車と同じことで、個々のケースでコストバランスが優れる方式が採用されていくだけの話。
ただし、田舎であっても、こういう視点で見れば、コンパクトシティが望ましいのは間違いなさそう。