鹿児島 口永良部島で噴火 警戒レベル3継続
NHKニュース
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田家さんもご指摘のとおり、鬼界カルデラの例にあるように、このエリアの火山噴出物は、火砕流、山体崩壊を引き起こしやすいと考えられ、噴出物が増えてくると、他の島への影響も含め、甚大な災害を引き起こすことが懸念されます。
注目のコメント
2015年の噴火以降、断続的に噴火している口永良部島ですが、最近の噴火の中では比較的規模が大きかったとして噴火速報が出されました。
9時20分ごろにドンと一度大きな爆発があり、その噴煙は衛星写真でも上空の雲の上に出ておよそ6000メートル程度にまで到達したことが確認できます。
その後はだらだらと噴煙をなびかせるような噴火となっている模様で、とりあえずいったん落ち着いています。
火山灰については、風下の屋久島側に多少の降灰がありそうですが、大規模な噴火が継続しているというわけではありませんので量としては限定的かとみられます。
先日インドネシアのクラカタウ火山で噴火があったことは記憶に新しいですが、それとは比較にならないほど小さな、限定的な噴火です。
また、口永良部島は鬼界カルデラの近傍の火山ではありますが、距離があるためカルデラに直接結びついているわけではなく、またクラカタウのように島全体が吹き飛ぶような大噴火を起こしたという研究成果は発表されていません。
現時点では、念のため全島避難とするかどうかがポイントですが、すぐさま大災害になるような明白な兆候はありません。
今後の推移について落ち着いて見守るという姿勢で良いものと考えています。