ネットフリックスが過去最大の値上げに踏み切った理由

2019/1/17

入る金より出ていく金のほうが多い

このたび、ネットフリックスが料金の値上げを発表した。
同社がコンテンツの制作に大金を投じていることを思えば、値上げも驚くにはあたらないだろう。とはいえ、13~18%の値上げ(プランにより異なる)という今回の料金改定は、12年前にネットフリックスがストリーミング配信をスタートして以来、もっとも大幅な値上げとなる。これは、一部のユーザーにとっては痛手となりそうだ。
ネットフリックスのコンテンツをしょっちゅう見ているわけではないが、料金が安いから契約しているというユーザーは少なくない。改定前の一番安いプランは月額8ドルだった。しかし、ユーザー離れのリスクを考慮してもなお、ネットフリックスには値上げをしなければならない理由がある――金を使いすぎているのだ。