形式的な会見や発言を繰り返しながら、どんどん既成事実を積み重ねてしまえば、そのうち有耶無耶になるというニッポン的な手は、ヨーロッパでは通用しない。もし東京五輪そのものが予定どおりに終了したとしても、この問題に対する事実究明が終わるわけではないだろう。たとえば、ミュンスターの裁判所で元ナチス親衛隊の男(94歳)の裁判が始まったのは、ほんの二ヶ月ほど前、昨年の11月のことである。もし本当に不正があったのなら、有耶無耶にはならない。
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