【波頭亮】合理性で差がつかない世界。我々はどう戦うべきか
コメント
注目のコメント
「日本には圧倒的な努力をして強みを鍛え上げるという萌芽がほとんど見られない。このままいくと、日本は経済的な植民地や属国に落ちてしまうと危惧しています」
「平成をアップデート」するための前提となる"危機感"を感じさせてくれるインタビューでした。
働き方改革が叫ばれる世の中で、こういう話はむしろ貴重かもしれません。
戦略はコモディティ化し、組織論とリーダーシップの重要性が高まったこれまで。
今後さらに、クリエイティビティと対人関係スキルが重要になっていく流れ。以下のコメントは就活生や転職活動中の若い世代に
読んで心に留めておいてほしいと思う。
実は投資銀行などでも同じことが言える。
特に優秀な若者は、どこにでもいけるので
働く場所の「高値づかみ」をしてしまう傾向がある
と感じています。
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私はよく「コンサルティングファームに行きたい」という若者から相談を受けることがあります。しかし彼らの話をよくよく聞いていると、80年代のコンサルをイメージしていることが多い。
現在の価値の源泉は、戦略の立案ではなく、実行やリーダーシップといった面に移っている点を考えないと、キャリア選択を見誤ります。日本人は努力の総量が足りない、そしてコモディティ化に突入して競争が多い。若い方には特にここを意識して抜きん出て欲しいです。
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若い人の中で活躍が目覚ましい落合陽一さんや前田裕二さんは、寝る間を惜しんで努力を積んでいるからこそ、素晴らしい成果が出せているのでしょう。
しかし残念ながら、彼らはあくまで例外です。「働き方改革」の流れもあってか、日本の大学生やビジネスパーソンは、圧倒的に努力が足りないと感じています。
現在は良くも悪くも、ほどほどに働いて食べていける世の中ですから、なかなか努力するモチベーションが湧かないのかもしれません。
こうして、日本人がぬるま湯に浸かっている間に、インドや中国はもちろん、アメリカやヨーロッパのエリート学生達は圧倒的な努力と勉強をしています。ちょっと大げさな言い方になりますが、教会に行く日曜日の午前中以外は、起きている時間はずっと勉強している感じです。