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後輩に道を開く活動というのは、素晴らしいことだと思います。
たいへんなことをしているのですがクールな文体で、MOOCでみた語り口を思いだしながら読みました。
起業家なら一度は悩む壁。事業の軸を変えたり、経験値が未熟なことで周りにご迷惑をかけたり、精神不安から立ち振る舞いを誤ったり…最初は「勘違いでした」で収まることが、勘違いでは収まらなくなる。
「なぜ俺ばかり。自分は常に最善の策を講じているだけなのに…」と昔は考えて頃もありました。
全ては経営者として弱く、衝動を抑えきれないなど経験値が足らなかったからだと思います。
「お話ししたいことがあるので、新幹線で隣の席を予約させてください」と伝えました。→大事にしたい師弟関係を表していてとても素敵です。
私の専攻では博士課程の修業年限は3年となっていて、学則にも早期修了の規約がないことから、許可してもらえませんでした。
その後、教授会で半年にわたって協議が行われ、規定に基づき、在学期間の短縮が認められる特例ができました。
ただ、その時には私はすでに3年目を迎えていたので、やむなく博士課程の在学中に起業することになりました。後輩に道を開けたことはよかったなと思っています。→こういう思いになれる人って、どのくらいいるのだろう?
21世紀を変えていくのは、生命科学だと確信していましたし、その一翼を担うのが自分たちの役目だという自負もありました。→自分の思いを信じて、自分のすべきことをひたすらに愚直なまでにやり続ける力。尊敬しかありません。
「あなたみたいな研究者は、研究だけしていればいいんだよ。事業を起こして人を巻き込んだら、巻き込まれた人が不幸になるよ」という手厳しい意見をいただいたこともあります。
→発言自体かなりショッキングですが、何故この発言が出たのかは気になります。そして、高橋さんがどう受け止めたのかも気になっています。
とはいえ、実現すべきことのために、専門外のことに取り組むことが大きな成長を可能にするというのは自明の理だし、ワークシフトでも複数の専門性が必要と言われているのはよく知られていることです。
脱皮には、相当な努力や学びが必要になる。でも、必ず器を広げることにつながる。