心臓シミュレータの技術で、医療と社会に貢献する(前編)
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注目のコメント
サッカー選手でも何年かに一度はプロ選手が心臓発作を起こしている。つい先日もFCポルトに所属するカシージャスが練習中に急性心筋梗塞で倒れた(幸いにも命に別状はない)。
不思議な臓器、心臓。日本の医療はまだ伸びしろはある。
正確に言えば技術はあるのに、ITが遅過ぎて効率が悪い。
中国の富裕層は健康診断の為だけに日本に来るほどだから。
今、医療業界で日本初の試みも進めているが今後の医療は根本から変わっていくだろう。心臓は、規則的に作り出される電気信号の伝達により、規則正しくリズムを刻むポンプと言えますが、自律神経の支配を受けて心拍数が調整されたり、高血圧などの負荷が一定期間続くと、壁の厚みを増して対応できるように構造を変える、リモデリングという機構を持って、さまざまな状態に対処する可変性を持っています。ただし、こうした代償機構にも限界があるし、限界に行かなくとも代償機構が働くこと自体が既に心臓の予後を悪化させることも知られています。さらに言えば、貧血であったり、腎不全との関連など、臓器間、病態関連での変化もあります。スパコンを使って、ここらへんの複雑なところまでシュミレーションができるのかどうか、興味深いところです。