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2018年はゲノム編集を含む生命科学のテクノロジーの未来の不安と可能性の両方を数多く示しました。

新しいテクノロジーを活用していくことはあくまで手段であり、結局どういう未来を創りたいかというミッションオリエンテッドな発想を持つべきではないでしょうか。

生命科学には社会や国家、世界が抱えている問題を解決できる可能性があり、今からそれを実現するためのルール作りも可能です。だからこそ、人類の未来を幸福にするものだと信じています。

それを一つの形として示す場として、「健康・長寿」がテーマになる2025年の大阪万博は日本にとってターニングポイントになると思っています。
高橋さんがおっしゃる「今こそ求められる科学者倫理」はまさにその通りだと感じています。ゲノム編集まで行かずとも、ゲノム解析が一般化しつつある現在、すべての医療者、科学者にその利用、解釈において高い倫理観が求められます。

次世代シークエンジングの技術は低コストで容易に遺伝子情報を入手できる時代をもたらしました。しかし同時に、必ずしも治療に結びつかない遺伝子情報が、不平等な雇用、保険の承認、差別、商売などに不適切に転用されるリスクも内包しています。

認知症におけるゲノム検査などがまさにその代表で、治療や予防法が確立する前の段階で検査だけが乱用されてしまえば、そこに訪れるのは、不適切な応用、歪んだ社会構造だと思います。

研究ではなく「検査」としてゲノム解析を使用する際には、あくまでそれが我々の今後のマネージメントを変えうるか、結果がもたらすダウンサイドは何か、という視点がとても重要になり、やみくもな使用は、大きな副作用をもたらすリスクが高い。検査を受ける方にも、我々医療者にも、より高度なリテラシーが必要とされると言えるでしょう。
生命科学を自分のキャリアアップのため(名声を得るため)に使うというのではなく、課題を解決するために使って欲しいものです。

このレポートにも出てくるパーキンソン病や認知症、あるいは糖尿病を治すための課題解決型ゲノム解析やゲノム編集であれば、受け入れられます。

大阪万博を日本のソフト発表の場になればという筆者に共感です。
スポーツと平和の祭典であるオリンピックの5年後に、「健康・長寿」がテーマになる大阪万博がくる。
1970年の大阪万博から55年後。
「科学者倫理」という言葉に含まれていると思いますが、合わせて「一般向け啓蒙活動」にも力を入れて欲しいです。

いまだに「研究者は研究だけしていればいい」と考えている人もいますが、制度や価値観が複雑化している現在では、社会に向けてメッセージを打ち出すことはもちろんのこと、その反応を受けて研究にフィードバックすることもまた、よりよい社会の実現のために必要でしょう(真理追求の基礎研究も含めて)。
生命科学はボラティリティが非常に高く、その社会的意義の大きさに反してプロジェクトに資金を集めることは難しいだろうと思います。デット調達なんてもってのほかだろうし、エクイティでも償還期限を考えると出しづらいし、出す出さないのジャッジも難しい。
大阪万博をきっかけに注目が集まって資金が集まりやすくなると良いですね。僕も今の会社がEXITしたらの話ですがサイエンス領域には投資していきたいなと思います。
エイジングを止めたり、Designer Babyを作れるようになることは、人間が神になるようなこと。日本の心ある科学者たちからその規範を2025年に世界に示すことには大きな意義がある。
面白いポイントも、オリジナルな知見もあまりよく伝わってこないのだが、一般読者のために平易なことしか話していないのか、それとも…。
「技術をどう活かすか、的確に判断するための科学者倫理がまさに求められて」いるというのは、まさに科学技術が発展した現代に最も重要ではないかと思います。

すでに、人類を滅ぼす技術力をもつ私たちが、それをどのように活かすのか?この倫理的基準が自己中心性から抜け出せなければ最悪のシナリオを招くこともあまります。

成人の発達理論でいう意識の発達レベルをいかにあげられるか?ここに私は関心をもっています。
絶対的な倫理観というのがないからなかなかコンセンサスを得るのは難しいでしょうね。一方で科学的な進歩のスピードが速すぎてそこにコンセンサスがついていかないという非常に難しい問題。
この連載について
プロピッカーなど各分野の有識者が日々ウオッチしている専門分野の「2019年」を大胆に予測。ビジネス、テクノロジー、政治経済、世界情勢、働き方など、各カテゴリーで2019年のトレンドになりそうなムーブメントや知っておきたいビジネスのヒントを指し示す。