米FRB議長、景気見極めへ様子見姿勢あらためて強調
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(加筆修正しました)
12月会合の記者会見、1月当初の講演、昨日公表された12月会合の議事要旨、今回の講演と、強気弱気が入り混じっているようにも思える内容で、情報発信に苦慮している姿がうかがわれます。
Fedとしては、先行きの金融政策は、ドットチャートで決められているわけではなく、あくまでデータに従っていく(Data dependent)ということを強調したいのだと思います。
また、アップルのiPhone販売の落ち込みを中国経済減速のサインとして懸念しているといった発言もあったようです。
先日の講演のように、株価の動向などを踏まえるとややハト派に傾いている一方、景気判断を大きく変える指標がない以上、これまで通り進みたい、という両方の気持ちが入り混じっているようにみえます。利上げは様子見してトランプ大統領からの口出しを封じつつ、保有資産を大きく縮小して金融引き締めのタカ派スタンスは全く後退させず、やるべきことをやるというスタンスかな。
日銀と中国人民銀行が金融緩和しても、ECBは緩和ストップだし、グローバルマネー全体では縮小するのは避けられない。これで株価上昇は難しい。