この連載について
プロピッカーなど各分野の有識者が日々ウオッチしている専門分野の「2019年」を大胆に予測。ビジネス、テクノロジー、政治経済、世界情勢、働き方など、各カテゴリーで2019年のトレンドになりそうなムーブメントや知っておきたいビジネスのヒントを指し示す。
この記事の著者 / 編集者
この記事に関連するユーザー
関連する企業
株式会社リクルートホールディングス(英語: Recruit Holdings Co.,Ltd.)は、求人広告、人材派遣、販売促進、ITソリューションなどのサービスを手掛けるリクルートグループの持株会社である。海外売上高比率が40%以上を超える。日経平均株価およびTOPIX Core30、JPX日経インデックス400の構成銘柄の一つ。 ウィキペディア
時価総額
6.21 兆円
業績



新規登録またはログインすると
チャートを見ることができます
新規登録する
ログインはこちら
この連載の記事一覧

【三嶋雄太】世界初が続々。再生医療のこれから
NewsPicks編集部 310Picks

【軍地彩弓】2019年以降のファッション業界に起こる3つの革命
NewsPicks編集部 508Picks

【カン・ハンナ】「一人メディア」で世界的人気を得る韓国の若者
NewsPicks編集部 176Picks

テクノロジーが発展する未来。人間の欲求は変わるのか
NewsPicks編集部 292Picks

【高橋祥子】生命科学の研究成果は「2025大阪万博」に現れる
NewsPicks編集部 220Picks

【井上一鷹】有効なテレワークは「ちょっといい?」の解放から
NewsPicks編集部 298Picks

【讃井康智】EdTechがもたらす働き方改革
NewsPicks編集部 204Picks

【高口康太】「怠け者エコノミー」が牽引する中国のトレンド
NewsPicks編集部 128Picks

【山田悠史】ポスト平成に起こる医療界7つの変革
NewsPicks編集部 299Picks

【白石紘一】働き方改革の鍵を握る「イケてる人事」とは
NewsPicks編集部 243Picks
そうなんですよね。まあ良いですけど。少なくともNPのプロフィールで採用の人だと明かして攻めのコメントをしている人たちは、プロ意識持っていらっしゃるなと思っています。
それにしても
>特に、いわゆる「ふつうの面接」の妥当性が決して高くないという研究結果が上述の著書などで紹介された<
にも関わらず、未だにほとんどの会社が「ふつうの面接」をしていることには驚きます。昔からのやり方を変えることの難しさ、の象徴とも言えるかなと思います。
好景気では事業部サイドの意見が強くなりますが、停滞期にはトップや人事部のリーダーシップが重要になってくるもの。
企業は、採用力を自力で上げるか、思いきってアウトソーシングするか、選択していくのではないでしょうか。
むしろ実務経験のない人事が採用をしていたのが不思議だよねと思う時代が来るでしょう。(エースが人事に転換されるリクルートさんなどは除く)
この背景には、少子化が改善されないので日本も引き続き売り手市場で数少ない優秀な人材を取りたいというのがあります。
学生でもすでにテクノロジー分野やビジネス分野で結果が出ている人が出てきた(記事中スカウト型採用)というのと企業への応募を守り型人事(実務経験がない、変化の時代に対応出来ない)が見抜けない(記事中、データ型、AI導入)があります。
こうなるとデータの差とアルゴリズムの差になるので今年失敗しても来年マシになる可能性は高い。さらに翌年は、となっていきます。
データに関して見落とされがちなのは、応募の数を増やさないとデータは増えない、ということと、すぐに実戦で使わないと良質なフィードバックが得られずフィードバックループに乗らない事ですね。
なので今まで以上にブランディングが大事になりますし、採用後の提供できるポジションが大事になります。記事中のソフトバンクはこれがクリア出来てるので使えるわけです。
面接だけでは見抜けないことをどんなデータが代替するのかという論点です。
なお、同様の課題意識をもとにしたサービスも過去にあった記憶がありますが、グロースがどこもうまくいってない印象があります。採用サービス大手が新機能としてトレンドを作っていくのか、スタートアップが開拓するのか、外資大手サービスが根こそぎ持っていくのか、その辺りの動きも注視したいと思います。
以下引用
“いわゆる「ふつうの面接」の妥当性が決して高くないという研究結果が上述の著書などで紹介されたことにより、パーソナリティテストなどのデータをもっと重視して選考するようになってきています”
認知心理学でノーベル経済学賞受賞者のダニエル・カーネマン氏が実験して、科学的な根拠があるそう。
採用のプロは、自分の採用スキルを信じない人かも。
ダニエル・カーネマン著者「ファスト&スロー」
https://www.amazon.co.jp/dp/4150504105/ref=cm_sw_r_cp_awdb_c_wY7oCbFX72ZJH
この情報は2つあり、市場感などの「知識情報」と、自らが実践して蓄積できる「経験情報」です。
知識情報の収集方法の多くは、セミナー参加や採用支援会社の営業からの情報と、受け身の情報が多いです。
また経験情報は、インターンシップの実施はもちろん、最近ではAIによる書類選考といった採用選考に新しい選考プロセスを入れた結果蓄積される、ノウハウの部分です。
知識も経験もインプットが多くて、アウトプットされているHR担当者は稀です。
しかしよくよく考えると、アウトプットされている企業はメディアが取り上げて注目が集まり、人が来るサイクルを作っています。
そのような大きな流れのなか、競争力となるようなブランドや資本力等が乏しい中小企業やスタートアップが労働市場で戦うためにはここで書かれている「プロの採用担当」のように採用力を高める施策が必要であることは異論ありません。
一方、戦いを挑む労働市場においても、現在適切に活用されていない女性やシニアといった人材に着目した採用や事業運営という観点も重要になってきそうに予想します。
個々の企業の採用力の強化等と着眼点は異なるものの、「労働市場の最適化・最大活用」という意味で大きな方向性は同じではないかと考えています。
私が経営する日本資産運用基盤グループでは、金融業界におけるシニア人材の高度専門性や経験・知識に着目し、その貴重な人材リソースを様々な金融機関・事業者にAs a serviceで提供するという事業を行っていますが、そのような人材活用に対するニーズの強さを感じています。
*****
面接では一般的に「外向性」や「情緒安定性」が高い人が評価されやすく、「誠実性」や「知的能力」は評価されにくいという研究もあります。
また、多くの会社でデータを分析すると、自社のハイパフォーマーの特性と、面接担当者の評価傾向が合致していないということも分かり、これもデータ重視にさらなる拍車をかけています。「人の感覚では捕らえられないものを見抜こう」ということです。