【曽和利光】「採用のプロ」になる為の技能と知識

2019/1/14

「超売り手市場」が技術革新を生む
2018年の新卒採用は、求人倍率が7年連続で向上し、1.88倍(リクルート調べ)になり、引き続き採用側にとっては厳しい状況でした。
そうした中、企業の「採用格差」はさらに顕著になった年でした。金融や情報サービス業界、5000人以上の大企業の求人倍率が1倍以下と、いまだに「買い手市場」なのに比べ、建設や流通・小売業界などは10倍前後、300人以下の中小企業は約7倍と「超売り手市場」となったのです。
(写真:Rodrigo Reyes Marin/アフロ)
この状況は景気循環だけでなく、少子化が背景にあります。消費増税や東京オリンピック終了などの景気減退の要因により、「超売り手市場」が一時的に解消されたとしても、少子化によって求人倍率の上昇は継続していくでしょう。そのため、経営者や採用担当者は中長期的な対策を考えなければなりません。
しかし、このような採用する側の苦境は、世の中全体から見れば、良いことと捉えることもできます。