良品計画が通期営業益を下方修正、生活雑貨不振 社長「中国心配ない」
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注目のコメント
在庫がかなり増加しているのが気になる。
これまでもトレンドとして増加傾向にあった。2010年くらいには3か月くらいだったのが、じわじわ6か月くらいまでに2016年くらいには上昇(中国での売上が増えるなかでサプライチェーンが長くなっている?)。そして今回QoQで実額で100億ほど増加。季節性としてはQ2→Q3は増加するもの(冬物商品だろう)、売上がその割に伸びていない形。粗利率50%前後の会社で今回の売上下方修正が約150億円、在庫が約100億円増加。大体未達と在庫の増加の整合は着く。
無印は一般的なライフスタイル業態よりは「無印」という世界観を売っているのでトレンドの影響は小さいとは思う。だが、在庫回転月数が傾向として伸びているのは気になる。無印という世界観については、国内でも受け入れが進むときと縮むときが繰り返されてきたが、個人的にはアップダウンあっても世界に通用するものだとは思っている。
<追記>下記記事を見ると、本記事にもある「生活雑貨」、家具が大きいのだろう。ここはニトリとの競争。
https://s.nikkei.com/2FjQXap
<追記終>本日(2019年1月9日)良品計画は3-11月期の決算を発表していますが、合わせて通期業績の修正をしています。通期ベースで見れば修正後も増収増益となりますが、営業収益が+11.8%増から+7.8%増へ、営業利益が+10.4%増から+3.8%増に下方修正されていて、ひょっとするとネガティブサプライズかもしれません。
利益面での押し下げ要因は国内での売上が計画未達であること、このため戦略的な人件費増をカバーできなかったことが主因の模様です。東アジア事業はしっかりしますが、中国では2四半期連続で既存店売上高がマイナスとなり気がかりですね。在庫回転率も下がっていて、チェックすべき点が多いというのが第一印象です。無印離れ。
案外恐ろしいスピードで進行すると思っています。
明らかに最近のプロダクトはクオリティが低い。
そしてシンプルモダン神話の凋落、
普遍的価値観そのものの変化というトレンドから逆向している。
にも関わらずこのコメントをしているとしたら
経営層の硬直化、緩慢と言わざるを得ない。