ゴーン前会長「無実だ」 不当に勾留と主張、特別背任事件
共同通信
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「しわの入った黒いスーツに白いシャツ姿で、ネクタイはない。手錠と腰縄を付けられ、足元は青いスリッパ。拘置所職員2人に誘導され、裁判官から見て左側に着席した」
毎日新聞はこう伝えています。記者はかなり痩せた印象を受けたようです。
刑事司法の法的手続きの一つにしか過ぎず、有罪か無罪かという観点からは意味のないものですが、容疑者が公開の場で自分の意見を述べられることに大きな意味があります。どこでも動画が撮影されている時代ですが、法廷はそれができません。記者の描写力が問われる報道になります。一般傍聴席14席に対して1122人の傍聴希望者が詰めかけ、100人を超える報道陣とともに地裁前は朝からごった返したそうです。法律に触れる触れない部分については、ゴーン前会長の主張は「無罪」でしょう。詳細は書けませんが、昨日も日産の関係者と話しました。いまはルノーとのアライアンスをいかに機能させるのか。日産の関係者はそこに集中しようとしていると思います。
勾留理由開示手続きは起訴された嫌疑について実体的なやりとりをする場ではなく、勾留の理由(証拠隠滅の恐れ、逃亡の恐れ、など)を裁判官が告げ、弁護側が意見を述べる、形式的な場です。
なのでゴーン前会長側の主張が想定通りというのもいわば想定内で、具体的な主張はやはり初公判以降の審理を待つ必要があります。