【松本桂樹】働き方改革で変わる管理者の役割

2019/1/8
2018年はスポーツ界におけるパワハラ問題が世間をにぎわせた。職場のメンタルヘルス対策の支援を行うジャパンEAPシステムズ社長の松本桂樹氏(臨床心理士)は、企業でもパワハラに関する相談が増えているという。では、2019年に職場のトラブルはどのようなものが増えるのか。松本氏に予測してもらった。

メンタルヘルス相談の傾向

私が勤めているEAP(従業員支援プログラム)機関は、企業と契約して、その企業で働く社員の様々な相談に乗っています。
年間で大体4万件以上の相談をお受けしていますが、内容は主に働くうえでトラブルになるようなこと、例えば職場の人間関係、過重労働、メンタルヘルスの問題などを中心に、その他、家族問題やキャリア形成に関することなど多岐にわたっています。