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米製薬、8兆円で同業買収 ブリストル、がん治療強化

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    証券アナリスト

    ブリストル(BMY)がセルジーン(CELG)を買収すると発表しました。武田ーシャイヤーに続きM&Aが続きます。BMYといえば、小野薬品のオプチーボの販売を行なっており、最近ではOTC事業を大正製薬HDに売却する日系とも縁が深い企業です。
     雑駁な印象になりますが、BMYは特定の薬剤への収益依存度が高い印象で、コストシナジーとCELGのパイプライン補完という必要に迫られているのかもしれません。
     ちなみにBMYの株価は▲13%下げ、約$11bの時価総額が失われました。一方のCELGは+21%で+$9.6bnの時価総額増加となりました。


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    マウントサイナイ大学 アシスタントプロフェッサー

    ビジネスの側面は皆さんがコメントしてくださっているので、私からはサイエンスの側面で少しコメントします。

    ブリストルのオプジーボはニュースを賑わせやすいので、皆さんご存知かもしれません。それと比べると、メディアという意味では、セルジーンのレブラミドは派手さに欠けるかもしれません。しかし、医学の世界では今やなくてはならない薬剤の一つです。多発性骨髄腫という病気に対し、この飲み薬を使用することで、その予後を数年規模で改善する、悪性腫瘍の世界では脅威とも言えるほどの効果を示す可能性を持つ薬です。さらに昨年は悪性リンパ腫という病気に対する研究報告も相次ぎましたから、今後適応拡大もあるでしょう。いまや私の日常とも切り離せない薬になりました。

    このレブラミドとオプジーボが融合というのは、サイエンス的な面白みもあります。

    ここでは詳細は割愛しますが、簡単に説明すると、レブラミドは免疫を抑える方向に働く薬、オプジーボは免疫を賦活化する方向に働く薬です。一見逆の作用を持つ薬ですが、ともに抗がん剤として利用されています。これらが同じ会社からリリースされるとなると、同企業から両方向のアプローチができるということになります。また、これまで禁じ手のように考えられていたオプジーボとレブラミドの併用療法という選択肢、そのような臨床研究が実施される可能性が高まったということになると思います。一見逆の作用の薬を組み合わせるという選択肢。腫瘍と免疫というのはそれほど複雑な世界ですので、新たな発見が得られるかもしれません。

    このビジネスの融合が、そのような「科学」反応までを念頭に置いたものかは定かではありませんが、サイエンスの側面でも注目してみたいと思います。


  • ユーザベース SPEEDAアナリスト

    総額8兆円とあるが、買収条件のストラクチャーが興味深い。
    8兆円部分はCelgene1株に対してBristol-Myers Squibb株1株(1月2日52.43ドル、昨日の発表後だと約45ドル)と現金50ドルの一株あたり102ドル部分からの計算。
    それに加えて、大型パイプライン3件が期限までにすべてFDA承認を取れば9ドル支払われる権利のCVR(Contingent Value Right)も付与される。
    なお、買収後のCelgeneの株価は80ドルほど。BMS株が下落したといっても、まだ合計金額に対しては差額があり、何を織り込んでいるのだろう。
    なお、Celgeneの株価は2017年9月末には150ドル弱までに達していたが、足元は60ドルほどにまで下落していた。

    買収リリースを見ると、記事にある25億ドルのコスト削減(2022年まで)に加えて、初年度でもBMSのESPを40%増加させる見通し。
    がん領域(BMSと小野薬品のオプジーボとイェルボイ)、血液癌領域(Celgeneのレブリミドとポマリスト、レブリミドがCelgeneの売上の6割超でポマリスモトも入れると3/4)、免疫・炎症領域(BMSのオレンシア、Celgeneのオテズラ)、血栓領域(BMSのエリクイス)が出来上がりのポートフォリオ。

    企業規模としては、Celgeneが売上約1.5兆円、EBITDA約8000億円、純利益約7000億円、時価総額5兆円(発表前)。BMSが売上約2.5兆円、EBITDA約7500億円、時価総額9.5兆円。

    買収リリース:http://bit.ly/2AwbIvp


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